第1回 『王を超える力』環境を読みとろう サマーグランプリ編

『王を超える力』の発売から約2ヶ月。5月に開催予定だった「日本選手権2009春」が延期になってしまい、その間に大きな大会がなかったため「今はどんなデッキが流行っているんだろう?」と気になっている方も少なくないはずです。
今回は、現在開催中の「サマーグランプリ特別予選」の優勝デッキからいくつかサンプルをご紹介しつつ、『王を超える力』環境を読み取ってみたいと思います。

店舗名:カードショップオーガ北千住店

名前:岡本高義

弾数 カードNo カード名称 枚数
メインデッキ
■赤 ユニット
III-2 008 晴天のシリピリカ 2
IV-1 004 グレネード・シューター 3
IV-1 024 融解戦鬼灼熱王 3
■赤 ベース
IV-1 030 刀の墓場 2
■緑 ユニット
III-1 124 スカラベマスター 3
IV-1 167 悪戯するフェアリー 3
IV-1 191 大巨人ウートガルザ・ロキ 3
IV-3 092 嘘をつくフェアリー 3
IV-3 094 神を討つ魔剣の勇者 3
IV-3 097 新生獣V・ヴァナジオン 2
■緑 ベース
II-2 097 底なしの大地 3
III-1 140 精霊の迷い家 1
IV-1 192 枯れ果てた大樹 1
IV-1 194 再誕する迷宮 3
IV-3 102 妖精の社交場 3
■緑 ストラテジー
IV-1 204 奥義 2
合計枚数 40

店舗名:カードビート

名前:河村和幸

弾数 カードNo カード名称 枚数
メインデッキ
■赤 ユニット
IV-1 024 融解戦鬼灼熱王 3
IV-3 014 アニヒレイト・ドラゴン 2
■赤 ベース
IV-1 029 火焔車 3
■黒 ユニット
II-2 024 ザ・ハーブス 3
IV-1 067 レディ・ラスト 1
■黒 ベース
II-4 035 ペット・セメタリー 3
IV-1 069 道づれの廃屋 3
■黒 ストラテジー
IV-1 081 殺意 3
IV-2 041 貴婦人の微笑 2
■青 ベース
IV-3 060 海底都市中央銀行 2
III-4 039 セーブ・ポイント 1
IV-1 111 リサイクルセンター 3
■青 ストラテジー
IV-1 120 再改造手術 1
IV-2 060 ダークサイド・ソウル 3
■赤黒 ユニット
III-4 071 影を縫うミッドナイトエッジ 1
■赤黒 ベース
III-4 075 アサルト・フォートレス 3
■黒青 ユニット
III-4 078 封じる時のフリーズクロック 3
合計枚数 40

昨年の「日本選手権2008秋」以降、多くのプレイヤーが使用している「灼熱王デッキ」。キーカードとなる《融解戦鬼灼熱王》自身が多くの赤エネルギーを必要としないことから他の色と組み合わせやすく、今日まで様々なタイプのデッキが登場してきました。事実、ここで紹介している二つのデッキも赤緑、赤黒青と全くことなる性質のものであり、その幅の広さが伺えます。
《灼熱王》自身が強力なカードであることは疑う余地もありませんが、一方で《マグマ・ダンサー》《レディ・アルストロメリア》など天敵も少なからず存在しています。使う側も使われる側も、十分に意識しておく必要があるでしょう。

 

店舗名:CardsofParadise金沢工大店

名前:貝野洋一

弾数 カードNo カード名称 枚数
メインデッキ
■黒 ユニット
IV-2 028 死霊軍団長ビフロンス 3
IV-3 026 レディ・アルストロメリア 2
■黒 ストラテジー
II-1 074 失恋の痛み 3
II-1 076 血の盟約 2
III-1 055 真祖を喰らう 3
■青 ユニット
I-1 083 濃霧の魔氷フォッグ 1
II-1 081 粉雪の魔氷パウダースノー 3
II-2 049 船首で歌う魔女 2
III-1 064 濃霧の魔氷フォッグ 2
IV-3 056 断裂の魔氷クレバス 3
■青 ベース
II-4 054 人面鳥の止まり木 3
IV-3 060 海底都市中央銀行 3
■青 ストラテジー
II-3 056 シュレジンガーの猫 2
IV-2 061 蛇神襲来 2
■黒青 ユニット
III-4 078 封じる時のフリーズクロック 3
■黒青 ベース
III-4 081 時空城砦 3
合計枚数 40

D-0のコントロールデッキでは定番といえる黒青。前環境では「プラントコントロール」型が主流でしたが、制限カードの追加により同等の構築は難しくなりました。そのため、現在は《断裂の魔氷クレバス》がコントロールの中心となっているようです。《シュレジンガーの猫》など、「スクエア以外からスクエアに置かれた時」という満たしやすい条件を活かすカードが複数用意されているのが特徴と言えます。

 

店舗名:カードショップオーガ池袋

名前:厚沢佑輔

弾数 カードNo カード名称 枚数
メインデッキ
■青 ユニット
II-3 041 雫の魔氷ドロップス 3
II-3 052 エビエージェント 1
III-4 038 深淵竜メイルシュトローム 2
IV-3 046 古物商人クレイン・ホーマー 3
IV-3 056 断裂の魔氷クレバス 1
■青 ストラテジー
II-3 056 シュレジンガーの猫 1
II-3 059 できることを一つずつ 3
■白 ユニット
II-3 061 ペガサス・ポニー 3
II-4 067 ブラッディ・マリー 2
IV-2 070 アブソリュートロウ・エンジェル 3
IV-3 072 ネオジェネシス・エンジェル 3
IV-3 077 機械竜コンブリオ 2
■白 ベース
IV-1 158 電脳神の聖地 3
■白 ストラテジー
II-3 076 機械竜輝く 3
II-4 079 サイレント・マジョリティ 1
■青白 ストラテジー
III-1 180 子猫の誘惑 3
■青白 ユニット
III-2 089 鎧闘士エビシルバー 3
合計枚数 40

こちらも青系のコントロールデッキですが、配色は青白。青白といえば相手の攻撃をひたすら捌き、《サイレント・マジョリティ》でデッキを削る「デッキアウト」型が主流です。その要である《サイレント・マジョリティ》は制限カードとなってしまったものの、新たに《機械竜コンブリオ》などの戦力が追加されたことにより「相手を足止めする」戦法はさらに強化されました。何より、現環境のカギであるベースを破壊する術を白は多数持っていることも見逃せません。

 

これらのデッキを見てみると、プレリリース・イベントの参加賞として登場し大きなインパクトを与えた《アニヒレイト・ドラゴン》を始めとした、各色の「8コスト禁呪3ユニット」の採用率が高いようです。非常に高いコントロール力を持つこれらが活躍しているため、コントロールデッキを見る機会が自然と多くなっていることでしょう。
しかしながら、ビートダウンデッキが滅んだかといえばそれはまた別の話。事実、《七つの海の王子》によって底なしのパワーを得るに至った青系ビートダウンなど、新タイプのデッキも登場しているようです。

おそらく、現環境において「これが最強のデッキだ!」という答えは存在しないでしょう。『王を超える力』はそれだけのポテンシャルを内包したエクスパンションであり、まだまだ研究の余地がありそうです。



Dimension-Zero Official Home Page © BROCCOLI