ディメンション・ゼロ 日本選手権2006本選レポート
ジャッジ兼ライター 前川 勝

1.総括
 「ディメンション・ゼロ」1年間の集大成とも言うべき「日本選手権」は日本全国、全都道府県においての予選開催が行われ、地方予選は過去最高の5000人を超える参加者を記録。結果、国産TCG最高の優勝賞金300万円をその手につかまんとする本選も、過去最高となった前回をさらに上回る380名のトッププレイヤー達によって争われることとなり、日本最強の座を決するにはこれ以上にない舞台であったと言ってよいでしょう。
 本選、予選ともに参加されたプレイヤーの方一人一人が、その舞台に自分自身が加わっていたことを誇りとしてよい、すばらしい戦いであったと思います。
 また、今大会はその名が表わすとおりの波乱を巻き起こしたエクスパンション3「激戦をもたらす者」が、前大会までのメタゲームを一変させるほどのインパクトをもたらしたことはもとより、初のレギュレーションとなる2デッキ制が採用された、総決算でありながら最も野心的、革新的な大会でもありました。
 各々のプレイヤーはすべてのカードセットの中から2つのデッキを、同名カード3枚以下という制限のもとに構築するため、勝ち抜くためのメタゲームの読みは史上最も混沌を極めたと言えるでしょう。

 その結果は、データとしても、「デッキ分布」にハッキリと現れています。



2.デッキ分布

 【本選出場者】
タイプ デッキ 合計 内容
緑単 13% 10% 12% 前グランプリから引き続いての安定感とスピードが買われた様子。
赤緑 13% 11% 12% 「ロストウィニー」を代表に多くの人が選択しました。
黒単 9% 11% 10% オールマイティな戦い方に相変わらずの根強い人気。
4色プラン 10% 9% 9% 今回の台風の目。対策も研究されていましたが安定多数。
黒緑 6% 8% 7% D-0始まって以来の組み合わせは今回も健在。
青単 5% 9% 7% 『海洋到達不能極』などが人気を高めた。
赤黒 6% 6% 6% 「トロールバレー」引退の影響はさすがに大きい。
赤青 5% 7% 6% 「ドラゴンバンク」の勢力がシェアを維持。
青緑 7% 4% 5% 構成が被らないことも今大会ではデッキの重要性のひとつ。
3色プラン 5% 5% 5% 4色から、さらに安定した動きを求められた結果か。
青白 4% 6% 5% ハマれば脱出不可能な「セイレーン」デッキが跋扈。
赤単 4% 4% 4% 赤緑などと票を割る結果に。
その他 13% 10% 12%  
 ※「バードマン・ソウル」など3枚以下のタッチは色としてカウントしていません。
    

 【色別使用率】
43% コントロール、速攻ともに安定して採用された様子。
43% 手札、ユニットを対処できる点で抜きん出たか。
40% ビートダウンの代名詞。単色でのシェアはNo.1。
38% 意外にも(?)単色でも諸所で活躍。
26% プランデッキの一角を担う。

 「幽鬼の谷」「シャドー・ソウル」の制限を受け、2大会連続でグランプリを制したコントロールデッキ「トロールバレー」が姿を消すことになり、単純な「前大会のコピー」が許されなかった今大会。
 そのメタゲームを牽引したのは新エクスパンション「激戦をもたらす者」で追加された「ステルス・スナイパー」「イビルアイ・ドライバー」などのプランからプレイされた場合に効果を及ぼし、なおかつ墓地から山札へと戻っていくユニット達が織り成すプラン型デッキからスタートしたと言えるでしょう。序盤の地方予選を、彼らを満載した「3色プラン」ないし、その欠点を補った「4色プラン」が制し、それに対する「解答」として赤緑を原型とする「ロストウィニー」が台頭。さらにそれに追従する形で様々なデッキタイプが輩出、強化、精錬し続け、メタの中心を常に変動させ続けることとなりました。
 そうして持ち込まれた本選用デッキには2デッキ制において「どちらのデッキをAとBのどちらにぶつけるか」という点においても、比較的長時間のプレイ時間が掛かる4色プランなどのデッキをAデッキに配するプレイヤーに有利な戦いに持ち込むため、緑単色や赤緑をAに配するなど細微なところまで水面下での駆け引きが展開されたのは興味深いところと言えましょう。

 これまで緑と黒がトップの座を譲らなかった色別使用率は2デッキ制が用いられたことにより、ある程度の均一化が見られました。
 注目すべきは僅差で赤が最も使用率の高い色に選ばれたことでしょう。
 赤は先述したプラン型のデッキにも多く採用されるばかりか、赤単色の速攻デッキや赤緑のビートダウンデッキ、「銀行を守る獅子」「水底の歌劇場」などと組み合わせられた「ドラゴンバンク」デッキなど様々なデッキタイプに使用される汎用性の広さが多くのプレイヤーに赤を選択させた要因であると分析できます。

 また、黒も常にメタゲームの一角を担う存在として、本選でも猛威を振るいました。既に過去のグランプリでも証明されたその優秀さは敢えてここで申し上げる必要がないほど。ひとつの色で柔軟に戦うことに関しては赤以上に好まれた、ファースト・センチュリーにおけるベスト・オブ・カラーと言えるでしょう。

 一方、三番手に付けた緑は実に特徴的。2色以上の組み合わせのデッキを「単色」デッキが上回る結果となりました。これは制限時間50分間の縛りの中で2デッキのうち、片方を汎用性の高い比較的長時間をかけて戦うデッキを選択したプレイヤーが残り時間で勝利を狙える、さらにはそれらのデッキと構成するのに必要なカードが被らないデッキを用意する必要があったからだと分析できます。事実、決勝へ残るためのボーダーラインは9勝3敗。決して無駄に引き分けていい試合はありません。そうなれば、随一の展開力を誇り、4色プランとは無縁である緑、それも単色に期待が集まったのも2デッキ制ならではの頷ける結果と言えます。「ロストワールド」などの新カードはプランデッキに対する回答としても、垂涎の的になったと言えるでしょう。

 また、全体的な使用率では一歩劣るものの、上位に3つもの「単色」デッキを送り込んだのが青でした。もちろん4色プランなどに「センチネル・センチピード」や「欲望の連鎖」が採用されている点も見られますが、それ以上に青の存在感を見せつけたのは「海洋到達不能極」「水底の歌劇場」の2大ベース。前者は言うまでもなく奇襲的に反撃の機会と時間を生み出し、後者はグランプリ‐1‐からの一撃必殺を持っています。これに「銀砂の魔女」「金砂の魔女」による息をつく間もない連続攻撃が加えられる……その色のイメージを大きく上回る破壊力を持ちながら、事前にもその脅威が槍玉に上がることはありませんでした。そういった意味で青は今大会のダークホース的な色となりました。

 そして、またも、とは言いたくないのですが、色の使用率で最下位に甘んじてしまった白。全色中唯一と言っていいほどのベースコントロール能力は無視をすることはできませんが、メインを彩ることは少なかったようです。しかしながら、セカンド・センチュリーでは「犬闘士」などの新戦力の拡充が期待されます。次回のグランプリ‐4‐では「必ず見かける色」としてシェアを大幅に拡大することが期待されます。

 ご覧いただいたとおり、2デッキ制がもたらしたメタゲームの変遷は誰の予測をも裏切る可能性を秘めた、ある意味では混乱を呼ぶ、しかし一方の見方ではこれほど面白いものはない予断を許さないものとなりました。
 この波乱の戦いを制した12人のトッププレイヤー達が、決勝で見せたプレイングとは。

 そちらのレポートは後ほどの報告に預けさせていただき、続きましての日本選手権レポートその2では会場で見かけた個性的なデッキをご紹介したいと思います。

【参考データ:決勝12傑一覧】

 終わりに、決勝を戦う12人のデッキをあらゆる角度から検証したデータをご参考までに付記させていただきます。
 これを見れば、決勝レポートがもっと面白くなること間違いなしです。


<使用デッキA>



<使用デッキB>

4色プラン圧勝……というわけでは全くなく、個々人あらゆるデッキに対する傾向を入念に分析した結果が見てとれます。


<色別使用率 Aデッキ>



<色別使用率 Bデッキ>

全体とほぼ同じ傾向にありますが、青が抜きん出ているのが印象的。


<エクスパンション別使用率>

基本となるベーシックと注目にして台風の目である最新エクスパンションが拮抗しています。


<レアリティ別使用率>

レアを詰め込むと言うよりは各カードの能力を適切に引き出すことの重要性がトップへの条件と言えるでしょう。


3、本選で見かけたユニークなデッキ
 毎回恒例となりました当コーナー。今回は2デッキ制と言うこともあり、いつもの倍、皆様の独創可憐なローグ・デッキに出会うことができました。既におなじみという域に達しつつある『ホリプパオンステージ』や「新たなる支配者」から「水底の歌劇場」を高速展開する『ネオ・オペラハウス』など、新旧入り混じる中からまずご紹介するのは、このデッキ。

 一年間の長きに渡ったディメンション・ゼロ ファースト・センチュリーの激闘史の中にあって、最も人々に愛され、慈しまれたキャラクターとは? と問いかけられたら、あなたは何と答えますか?
主人公のマキリ? ヒロインのピースキーパー・エンジェル? ホリプパ? マスコットの韋駄天丸? 人によって答えは様々でしょう。しかし、決して忘れてはならない存在が、赤の大陸には住んでいます。
 そう、彼の名は「ボンガ・ボンガ」!
 ユニットの性能としてはスマッシュ2を持ち、相手にとどめの一撃を喰らわせることも夢ではない彼ですが、いかんせんパワーが4000と「殺意の魔煙キラー」や「グレン・リベット」などに迎撃されてしまう取り回しの悪さから使いこなすには何より彼に対する愛がなければなりませんでした。
 しかしながら、この日本選手権という最難関の修羅場にも彼らをつれてきてくれた猛者たちは確実に存在したのです!

和田健太郎さん 「ボンガ宣言」デッキ
3 閃光の魔炎ビーム
3 ボンガ・ボンガ
3 シャイニングテイル・ドラゴン
3 バン・ババン
3 プラネットコア・ドラゴン
3 爆砕の魔炎バーン
3 水晶砦の魔女
3 マントルを漂う遺跡
2 デザート・ソウル
1 ドラゴン・ブレス
2 勝利宣言
2 絨毯爆撃
1 ガーディアン・ソウル
3 絶対魔法防壁
2 天国の門
3 エンジェル・ボイス

 今回紹介する和田さんのデッキは、既に「ボンガ・ボンガ」の収集枚数が1000枚を超えたと言うボンガマスターこと久保田健介さんのデッキを上回る「ボンガ・ボンガ」を投入したデッキ。
 とは言え、ボンガにこだわって戦闘力を落とすようなことはなく、「マントルを漂う遺跡」を中心にした高速へビィスマッシュデッキとして完成されています。
 マントル上の「バン・ババン」「プラネットコア・ドラゴン」はプランからの「ステルス・スナイパー」、「イビルアイ・ドライバー」では対処が効かず、「シャイニングテイル・ドラゴン」なら迎撃をしようとするだけでスマッシュを喰らう可能性があるので迂闊に手を出すことすらできない状況に相手を追い込みます。
 だからと言って、ちょっと無理なプラン更新などをしていたら、いきなり叫ばれる「勝利宣言」。
 それに対して相手がそれに驚いて迎撃に掛かったところで、時すでに遅し。
 一度手にした中央のスクエアの座は「デザート・ソウル」「水晶砦の魔女」「ガーディアン・ソウル」「エンジェル・ボイス」に「絶対魔法防壁」と片手で足りなくなるほどの防護策で死守されてしまいます。そして、呆然自失の相手に対し、確信を持った声で「ボンガ・ボンガ」は勝利を宣言します。
 いつから、どこからでも逆転と勝利が狙えるデッキ。ファースト・センチュリーの最後に、ボンガは300万を本気で狙うことができるデッキとして存在したのだと言うことを、我々は記憶に刻むべきでしょう。

 続いてのご紹介は、ボンガに勝るとも劣らない男汁溢れるこのデッキ。

 皆さんは、格闘技はよくご覧になるでしょうか?
 そのルールの中で「階級制」を敷いているものがいくつか存在します。その理由は明々白々。基本的に生物は体の大きいものの方が力が強く、こと戦闘においては圧倒的に優位だからです。
 「でかい=偉い」極限まで単純明快な、このサイズ信仰はもちろんディメンション・ゼロにも存在します。その信仰の阻害となっていた「シャドー・ソウル」が制限となった今こそ! もう一度その強さを見せるとき! 明確にして正確な時代の読みに合わせて誕生したのがこのデッキです!

坂野加史さん「スーパーヘビー級デッキ」
3 スクリュー・ドライバー
2 躍り掛かる獅子
1 轟く斧の乙女
2 ロマネコンティ
2 待ち受ける獅子
3 ギムレット
1 カオスビースト・スキュラ
3 象砲手バルカン
1 カオスビースト・スフィンクス
1 カオスビースト・ゲンブ
3 ヤマブシ・ドリアード
3 魔獣王ティラノギア
3 戦虎タイガーアイ
3 オーロラ・ウォール
3 天国の門
3 再教育プログラム
3 小さくて大きな力

 カードの総使用コストは174!
 全ユニットの移動コストは81!
 誰もが一目見た瞬間「重っ!」と眉をしかめること間違いなしなこのデッキ。
 ユニットを出す→進む→スマッシュ! という明々白々な取り回しはゲームを始めたばかりの人にも安心してオススメできるシンプルさ。たまりません。
 これを参考に、ディメンション・ゼロ ヘビー級王座決定戦の試合の流れをシミュレートしてみましょう。

A「1ターン目、エネルギーをセット! エンド!」
B「こちらもエネルギーをセットしてエンド!」
A「2ターン目、エネルギーをセットしてエ(〜以下略〜)」

(〜しばし中略〜)

B「エネルギーをセットして『オーロラ・ウォール』をプレイ!」
実況「おおーっと、これで1ラインはBプレイヤーの独壇場だ!!」
A「ちぃ、ならばこちらは『カオスビースト・ゲンブ』をプレイだ!」

(〜再び中略〜)

A「ヤマブシ・ドリアードを前進!」
B「やらせん! X=6で『天国の門』をプレイ! ギムレット閣下、降臨!!」

 ああ、何と幸せな対戦でしょうか。このヘビー級の戦いには相手の手札を落とすだとかいきなりワープするだとかバトル以外のダメージで理不尽に墓地に送られるなんてことは全くありません。相手の攻撃はすべて受け、全力の攻撃を相手にぶつける潔さ!
 しかしながら、一旦バトルスペースに踊り出たら、多くのデッキが採用しているであろう迎撃用ユニットを弾き飛ばす彼らは一旦攻め込んだ中央・敵軍エリアをそうやすやすと明け渡すことはせず、多くの対戦相手に恐怖を刻みつけたことでしょう。

 小細工を排し、相手を完膚なきまでに叩きのめしてこその勝利。そんな戦いの原点に心を呼び戻してくれるこのデッキに郷愁の念にも似た思いを感じるのは筆者だけではないはずです。


【番外編】今大会の赤王様候補
 まったくコーナー化された覚えがない当コーナーですが、ディメンション・ゼロ界においては絶対的な人気と権力を誇る赤王様の存在を忘れるわけにはいきません。
今回も赤王様より次期王座奪取も夢ではない、忠勇なる臣下のご紹介を賜っておりますので、この場を借りて全国の皆様にもご披露させていただきましょう。

 三谷健一郎さん

Aデッキ:赤単速攻
Bデッキ:赤単ブレードマスター

 この殉教の忠臣に対して、どのカードが何枚入っている、などという説明が果たして必要なのでしょうか?
 Bデッキをブレードマスターで仕立て上げていることから「資産不足」で赤単を使っているわけではありません。
 またディメンション・ゼロにおいて最も難しいとされる速攻デッキを扱っているところからも決して「技術不足」というわけでもありません。
 あくまですべての選択肢の中から、あえてこの2デッキを選択したのであり、自らはたとえ志半ばで倒れようとも、ブレードマスターよろしく死して護国の鬼たらん精神を持って、赤王様をお守りすると言う決意が見てとれましょう。

 この記事をお読みになってくださった皆様、これも何かの縁でございます。このような漢の中の漢があの戦いの中にいたのだ、ということをどうか心の隅に留めてあげてください。


4、こんな略称は認められません!
 さて、最後に、今回に限った話ではありませんが、デッキリストを散見していると目に付くのがカード名の略称。
 すり替え等の防止のために記入されるデッキリストは正確な記入をお願いしている一方、限られた時間の中で書かねばならないと言うこともあり、カード名の部分に関してはある程度の省略が認められています。
 しかし、それはあくまで「別のカードと判別がつく」ことが最低条件。今回はいただけない略称を反面教師として取り上げてみたいと思います。

(1)何かが違う
カオスビースト・スキャラ(カオスビースト・スキュラ)
特攻戦鬼韋馬犬天丸(特攻戦鬼韋駄天丸)
水晶塔の魔女(水晶砦の魔女)
金行を守る獅子(銀行を守る獅子)

 書き損じの中では最も程度が軽いのがこのレベル。ほぼカード名を書いてくれているので判別には問題がないレベルであると言えるでしょう。
 しかしながら、誤字である事に違いはありませんので、皆様は提出する前にもう一度デッキリストのご確認を。

(2)何かが足りない
ヤマブン・ドリアード(ヤマブシ・ドリアード)
グッバイ・マイ(グッバイ・マイ・エンジェル)
愛の魔煙フェザー(愛撫の魔煙フェザー)
バニ(兎娘キューティ・バニー)

 こちらの例はケアレスミス、途中で書くのが面倒になったパターンなどが見られますが、最後の「バニ」などは即刻書き直しを要求されるレベル。いくらなんでもここまで省略されては何が何だか分かりません。同様に「小さくて大きな力」を「小力」と略してしまうのもNG。

(3)他のカードと判別がつかない
 デッキリストの記入ミスの中で最も問題なのがこのパターン。古くはエクスパンション1時代から

ルドルフ(シーホースルドルフ or 幻影王ルドルフ)

というものがありましたが、500枚以上に膨れ上がったカードプールには迂闊な略称を許さない例が他にもあります。

絶望(絶望の暗闇 or 絶望の連鎖)
銃弾(呪われた銃弾 or 銃弾に乗るフェアリー)
(幽鬼の谷 or 瘴気の渓谷)
パラドクス(パラドクス・ストーム or 反逆時計パラドクス)
ノヴァ(ノヴァ・コマンド or 新星の魔炎ノヴァ)
スナイパー(ライトニング・スナイパー or ステルス・スナイパー)
ダンパ(ダンシング・パペット or 真夜中のダンスパーティー)

 例を挙げればキリがないのですが、いずれの場合もこんな呼び方でトレードを申し出られたら誰もが戸惑うことでしょう。
 もちろん提出されたリストを見る方だって困ります。声に出してみて他人に伝わらない時点でリストとしては不適であると認識しましょう。
 極めつけはこちら。

連鎖

 これだけ書かれて「復讐の連鎖」「絶望の連鎖」「欲望の連鎖」「束縛の連鎖」「食物の連鎖」のいずれかであることが分かると言う方。
 是非とも見分け方を教えてもらいたいものです。

 デッキリストは公式HPなどで公開されることもある公の機関に提出される文書です。
 書き損じがあれば当然ペナルティを受ける事になりますし、判別が出来ないカード名を記すこともまた同罪。このことはプロアマを問わず大会に参加するすべてのプレイヤーの皆さんが心に刻んでおいて貰いたいことであります。
 せっかくデッキを組んだのにリストの書き方で不要なペナルティを受ける……なんて不本意な大会にしないためにも、今後同様の略称がなくなり、大会に参加している皆様がそこやかに戦えることを願ってやみません。



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