第3回 Lumierの日本選手権レポート
ユーザー記者 Lumier
執筆時間の関係上、複数回に分けてお送りすることとなってしまいました。
筆者の都合で読者の皆様にお手数をおかけしてしまい、大変申し訳なく思っております。その分少しでも良いレポートにしようと思いますので、最後までお付き合い下されば幸いです。
では、早速続きへと参りたいと思います。

※注 棋譜に関して


1.略号一覧

P=プラン
Z=ゾーン
エネ=エネルギー
P作成=プランゾーン作成
P更新=プランゾーン更新

なお、P作成、P更新により表向きになったカードに関しては、「P作成→○○」のように表記する。

2.スクエアの表記に関して

 後攻
1 2 3
4 5 6
7 8 9
 先攻

ベースのプレイ位置は、バトルスペースのスクエアの表記を用いて記す。
例:「1−4−7のラインに【天使たちの踊る針】プレイ」

3.一度出たカード名に対しては、適宜略称ないし通称を用いる。
4.メモがとれていず、実際の状況が分らなかった部分に関しては、(メモ紛失)と表記する。
5.「放棄」は、原則アクティブプレイヤーのもののみを書く。ただし、スタックが多く積まれて、書くと逆に分かりづらくなると判断される場合には、省略する。
6.主語のない行動はアクティブプレイヤーのもの。また、行動者が変わる場合には主語を明示する。
7.呼声ユニットをコストとしてフリーズしても、その旨は明記しない。
8.何かのスタックが解決される前に行われる行動の表現には、「スタックして」という言葉を用いる。
9.時には正式でない用語や、説明のない略号を使うこともあるが、意味は雰囲気により察して頂きたい。
10.以上は原則であり、場所によってはこれらに逸するものがあることをご容赦頂きたい。



準決勝 高橋成典プロvs岡谷亮祐プロ

いよいよ準決勝である。そろそろ来場の方も、モニターで放映されている試合の様子が気になっていることと思われる。
そこで、中継されていない方の卓を見学し、レポートさせていただくこととした。

1本目 先攻:高橋プロ 後攻:岡谷プロ

デッキレシピをご覧になればお分かりであろうが、高橋プロのデッキはいわゆる「幽霊屋敷」、岡谷プロのデッキは「ドラゴンパーティー」である。
岡谷プロのデッキには、なんと【大地の塔】が入っていない。代わりに積まれているのは【シークレット・ベース】。勿論、それを支えるために、種々のベースが投入されており、全て合わせると10枚に達する。これは、D0史上、最も多くのベースを有するデッキである「幽霊屋敷」を越える枚数である。確かに、これなら【シークレット・ベース】でも安定するであろう。また、ドローソースをストラテジーに頼らないことで、ハウンドを出されても、使えなくなるストラテジーが一切無い。独創的かつ理にかなった構築と言えるだろう。

1T(高橋プロ)【犬闘士フェンリル】をエネに。放棄。
2T(岡谷プロ)【フェアウェル・パーティー】をエネに。放棄。
3T(高橋プロ)【イビルアイ・プリンセス】をエネに。P作成→【イビルアイ・ドライバー】。P更新→【陽気な幽霊屋敷】。放棄。
4T(岡谷プロ)【妖魔の勇者】をエネに。放棄。
5T(高橋プロ)【幽霊屋敷】をエネに。放棄。岡谷プロ、3−6−9のラインに【シークレット・ベース】をプレイ。高橋プロ、【神々の雷】プレイ、対象は【シークレット・ベース】。解決。【シークレット・ベース】が墓地へ。放棄。
6T(岡谷プロ)【濃霧の魔氷フォッグ】をエネに。P作成→【変幻獣バブルドラゴン】。PZの【バブルドラゴン】を3にプレイ。放棄。
7T(高橋プロ)【犬闘士ケルベロス】をエネに。P作成→【ナイト・ベア】。P更新→【失恋の痛み】。PZの【失恋】プレイ。【人面鳥の止まり木】×2、【勇者】【深淵竜エメラルドティアー】より【人面鳥】を墓地へ。放棄。
8T(岡谷プロ)【エメラルドティアー】をエネに。P作成→【勇者】【人面鳥】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。
9T(高橋プロ)【フロッグナイト・タクティクス】をエネに。P作成→【陽気な墓場】。PZの【墓場】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
10T(岡谷プロ)【勇者】をエネに。P作成→【深淵竜翻る】。P更新→【シークレット・ベース】。PZの【シークレット・ベース】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
11T(高橋プロ)【犬闘士チワワ】をエネに。P作成→【サイレント・ナイト】。放棄。
12T(岡谷プロ)【勇者】をエネに。P作成→【粉雪の魔氷パウダースノー】。PZの【パウダースノー】を6にプレイ。P作成→【妖精竜スターフルーツ】。放棄。高橋プロ、2−5−8のラインに【幽霊屋敷】プレイ。
13T(高橋プロ)【墓場】をエネに。P作成→【シャウトする人形ナオ】。PZの【ナオ】を2−5−8のラインにプレイ。【ナオ】の誘発効果の対象は3の【バブルドラゴン】。解決。【バブルドラゴン】がエネZへ。放棄。

5ターン目、岡谷プロは最速で【シークレット・ベース】を張るも、即撃ちの【雷】で割られ、利を生かせず。
8ターン目、【失恋】をうたれた返しで、【人面鳥】を中央に張るも、起動はせず。放置すれば割られる可能性もあるし、はてどうしたことか、と見ていたが、10ターン目にプランから持ってきた【シークレット・ベース】を、【人面鳥】の左隣に張ることで、疑問は氷解。なるほど、後に【シークレット・ベース】を持ってきた時のための布石だったわけである。また、【人面鳥】を中央に張っておけば、右左どちらにでも【シークレット・ベース】を置ける。やはり、それぞれのプレイングにはきちんと理由があるのだ。
【シークレット・ベース】を使ってエネ加速し、14ターン目には岡谷プロの総エネルギー数は9。このような展開を見ると、構築は違えど、やはり「ドラゴンパーティー」であることを実感する。

14T(岡谷プロ)【パウダースノー】をエネに。P作成→【シークレット・ベース】【スターフルーツ】を2にプレイ。放棄。【スターフルーツ】の効果で【エメラルドティアー】を3に置く。【エメラルドティアー】の誘発効果によりユニットを時計回りに回転させる。
15T(高橋プロ)【花束を捧げる乙女】をエネに。P作成→【サイレント・マジョリティ】。P更新→【ドライバー】。P更新→【ナイトベア】。P更新→【レディ・ララバイ】。放棄。スターフルーツの効果で【イビルアイ・プリンセス】を9に置く。
16T(岡谷プロ)【人面鳥】をエネに。【エメラルドティアー】の下の闘気カードをコストに【深淵竜翻る】を墓地より手札に加える。【エメラルドティアー】を9へ移動させる。9の【イビルアイ・プリンセス】とバトル。解決。9の【イビルアイ・プリンセス】がエネZへ。【エメラルドティアー】の誘発効果により、ユニットを時計回りに回転させる。放棄。8の【エメラルドティアー】と6の【スターフルーツ】でスマッシュ。【スターフルーツ】の効果で【勇者】を2に置く。
17T(高橋プロ)【幽霊屋敷】をエネに。P作成→【ドライバー】。P更新→【チワワ】。P更新→【マジョリティ】。P更新→【陽気な森】。PZの【森】を1−4−7のラインにプレイ。放棄。【スターフルーツ】の効果で【フェンリル】を7に置く。

14ターン目、岡谷プロは1プランめくってから【スターフルーツ】を手札よりプレイ。高橋プロの残りエネは1なので、【テリア】を出される心配もない。効果で【エメラルドティアー】も出し、攻撃態勢を整える。
一方の高橋プロ、プランをめくるも合体ベースが揃わない。【墓場】【幽霊屋敷】ときて【森】がないのである。途中出てきた【ナイトベア】すらも、プレイできるにもかかわらず、更新している。恐らく欲しかったのは【森】一択だったのだろうと思われる。ターン終了時、【イビルアイ・プリンセス】を、中央に出てきていた【エメラルドティアー】の正面に置く。これでしのぐ予定だったのだろうが、岡谷プロ、自分のターンに入って、まずは【エメラルドティアー】のバルクをはがして【深淵竜翻る】を回収。高橋プロの目論見を崩すと共に、攻める上で有効なカードを手に入れる。【イビルアイ・プリンセス】【エメラルドティアー】で踏み、【スターフルーツ】と合わせて5スマッシュ。効果で【勇者】も出し、磐石の態勢を作り上げる。
高橋プロ、やっと合体ベースを揃えるも、果たして間に合うかどうか。

18T(岡谷プロ)【エビ・エージェント】をエネに。放棄。高橋プロ、【幽霊屋敷】の効果を起動させる。【ナイトベア】【チワワ】を墓地より手札に加える。放棄。高橋プロ、【ナイトベア】を8にプレイ。8の【エメラルドティアー】とバトル。岡谷プロ、ダメージがスタックに乗る前に【深淵竜翻る】プレイ、対象は8の【ナイトベア】。解決。【ナイトベア】が高橋プロの手札に戻る。バトル解決。【ナイトベア】の誘発効果の対象は6の【スターフルーツ】。解決。【スターフルーツ】がエネZへ。放棄。高橋プロ、【チワワ】を8にプレイ。8の【エメラルドティアー】とバトル。解決。8の【チワワ】【エメラルドティアー】が墓地へ。岡谷プロ、P作成→【スキップするフェアリー】。2の【勇者】を5へ移動させる。放棄。5の【勇者】でスマッシュ。

18ターン目、岡谷プロの総エネ数は9エネ。まずは優先権放棄とすると、高橋プロは【幽霊屋敷】起動から【ナイトベア】【エメラルドティアー】にぶつけてくる。これは勿論【深淵竜翻る】で回避。【スターフルーツ】は落とされてしまったが、【エメラルドティアー】は残った。だがそれも、【チワワ】をぶつけられて、落とされてしまう。恐るべし【幽霊屋敷】。1回起動するだけで、この局面を乗り切ってしまったのである。
岡谷プロは、【勇者】を1歩前進させて、スマッシュ。あと1エネあれば詰めれたのだが…。勝負とは非情なものである。
なお、高橋プロは、【ナイトベア】の対象を【スターフルーツ】にしているが、これは、岡谷プロが、【深淵竜翻る】を使う際に、青エネを1しか残さなかったためである。もし青エネを2残せば、【スターフルーツ】がエネZへ行くと、岡谷プロの残りエネは青2含む5エネとなり、もう一度【深淵竜翻る】が撃てる。尤も、この場合も、【ナイトベア】の効果をスタックに乗せた状態で【チワワ】をぶつけるか、もしくは【ナイトベア】の対象を【エメラルドティアー】にするか、で結局受かる。

19T(高橋プロ):エネセットなし。【サイレントナイト】プレイ。解決。【ララバイ】を5にプレイ。5の【勇者】とバトル。解決。5の【ララバイ】【勇者】が墓地へ。放棄。4の【ナオ】でスマッシュ。
20T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【センチネル・センチピード】。PZの【センチ】を3にプレイ。【センチ】の誘発効果の対象は7の【フェンリル】。解決。【フェンリル】が高橋プロの手札に戻る。放棄。高橋プロ、【失恋】プレイ。解決。【スターフルーツ】【深淵竜翻る】より【スターフルーツ】を墓地へ。岡谷プロ、P作成→【スキップ】。PZの【スキップ】を2にプレイ。放棄。
21T(高橋プロ)【墓場】をエネに。P作成→【森】。4の【ナオ】を5→2へ移動させる。2の【スキップ】とバトル。解決。2の【スキップ】が墓地へ。放棄。2の【ナオ】でスマッシュ。
22T(岡谷プロ):エネセットなし。【センチ】を6へ移動させる。放棄。高橋プロ、【フェンリル】を6にプレイ。6の【センチ】とバトル。岡谷プロ、ダメージがスタックに乗る前に【深淵竜翻る】プレイ。対象は6の【フェンリル】。解決。6の【フェンリル】が手札に戻る。放棄。高橋プロ、【幽霊屋敷】の効果を起動させる。解決。6の【センチ】がエネZへ。岡谷プロ、P作成→【流氷の大陸】。2−5−8のラインの【人面鳥】を起動させる。解決。放棄。高橋プロ、【ドライバー】をデッキに戻してシャッフルする。
23T(高橋プロ):エネセットなし。放棄。岡谷プロ、【流氷】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。2の【ナオ】でスマッシュ。
24T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【フェアウェルパーティー】【流氷】の効果起動、X=8。解決。【エメラルドティアー】を8に置く。高橋プロ、【エメラルドティアー】の誘発効果にスタックして、【ナイトベア】を7にプレイ。【ナイトベア】の誘発効果の対象は8の【エメラルドティアー】。解決。8の【エメラルドティアー】が墓地へ。岡谷プロ、【エメラルドティアー】よりユニットを時計回りに回転させる。PZの【フェアウェルパーティー】プレイ。P作成→【パウダースノー】。P更新→【センチ】【センチ】を1にプレイ。【センチ】の誘発効果の対象は3の【ナオ】。解決。【ナオ】が手札に戻る。P作成→【スキップするフェアリー】。岡谷プロ、投了により高橋プロの勝利。
1度とられたアドバンテージを覆すのは難しい。唯一残った【勇者】【ララバイ】をあてられて除去され、場に残っていた【ナオ】でスマッシュを始められては、逆転は難しい。
なお、細かいところではあるが、21ターン目、高橋プロは、【サイレントナイト】で合体ベースを揃え直しているにもかかわらず、【ナオ】【スキップ】を踏みに行っている。【幽霊屋敷】を起動させずに済むよう、最大限配慮しているのである。我が身を振り返ってみれば、【幽霊屋敷】に頼りきり、揃え直したあとは相手のユニットに気を配っていない。
一つ一つ丁寧に見ていけば、細かいところにも、学ぶべきことは多くある、ということだ。
24ターン目、岡谷プロはプランの【フェアウェルパーティー】を使用し、最後まで望みをつなげるも、【流氷】にも【バブルドラゴン】にもアクセスできず。山札の最後のカードを確認し、投了を宣言。高橋プロの勝利となった。

2本目 先攻:岡谷プロ 後攻:高橋プロ

2本目は「幽霊屋敷」と「ハードラックコントロール」の対戦。個人的には、「ハードラックコントロール」の方が相性的に有利と考えるが、両者とも除外ギミックを搭載している。実に興味深い対戦である。

1T(岡谷プロ)【ナイトベア】をエネに。放棄。
2T(高橋プロ)【貪欲時計デーモンガスト】をエネに。放棄。
3T(岡谷プロ)【ナイトベア】をエネに。放棄。
4T(高橋プロ)【ステルス・スナイパー】をエネに。P作成→【ステルス】。P更新→【悪運時計ハードラック】。放棄。
5T(岡谷プロ)【ステルス】をエネに。P作成→【墓場】。PZの【墓場】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
6T(高橋プロ)【ハードラック】をエネに。P作成→【封印】。放棄。
7T(岡谷プロ)【ナオ】をエネに。放棄。高橋プロ、【ペット・セメタリー】を1−4−7のラインにプレイ。岡谷プロ、P作成→【幽霊屋敷】。PZの【幽霊屋敷】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。
8T(高橋プロ)【ハードラック】をエネに。放棄。
9T(岡谷プロ)【ドライバー】をエネに。放棄。高橋プロ、【呪われた館】を2−5−8のラインにプレイ。岡谷プロ、P作成→【墓場】。P更新→【ケルベロス】。放棄。

9ターン目、岡谷プロのターン、高橋プロは【呪われた館】をプレイ。ドローソースのない「幽霊屋敷」デッキにとっては、大いに脅威となるベースである。岡谷プロとしては、早めに割っておきたいところだろう。

10T(高橋プロ)【不思議時計ワンダーラビット】をエネに。P作成→【シルバーワイズ・ドラゴン】。放棄。岡谷プロ、【森】を1−4−7のラインにプレイ。放棄。
11T(岡谷プロ)【ケルベロス】をエネに。P作成→【サイレントナイト】。放棄。高橋プロ、【セメタリー】の効果起動。解決。岡谷プロ、【森】【シルバーワイズ・ドラゴン】を墓地へ。
12T(高橋プロ)【肉食時計ビッグマウス】をエネに。放棄。岡谷プロ、【ステルス】をデッキに戻してシャッフルする。
13T(岡谷プロ)【サイレントナイト】をエネに。P作成→【真夜中のダンスパーティー】。P更新→【墓場】。P更新→【失恋】。PZの【失恋】プレイ。高橋プロ、スタックして【シルバーワイズ】を2にプレイ。高橋プロの手札の【封印】【ビッグマウス】より【封印】を墓地へ。

岡谷プロ、早くも10ターン目には合体ベースを揃えてしまうも、13ターン目の【失恋】【シルバーワイズ】を呼び込む結果となってしまう。【ペット・セメタリー】を起動され、手札を減らされた状態で、【館】【シルバーワイズ】という厄介な障害を抱えてしまった。対処手段はデッキに入っているものの、アクセスできなければ意味を成さない。

14T(高橋プロ)【ノヴァ・コマンド】をエネに。P作成→【終末時計ジ・エンド】。P更新→【ハードラック】。PZの【ハードラック】を5にプレイ。【館】の効果誘発、解決。岡谷プロ、手札より【ステルス】を墓地へ。
15T(岡谷プロ)【ケルベロス】をエネに。P作成→【フェンリル】。PZの【フェンリル】を9にプレイ。P作成→【ケルベロス】。放棄。高橋プロ、【シルバーワイズ】の能力を起動、コストとして岡谷プロの墓地の【シルバーワイズ】【ステルス】を除外する。放棄。
16T(高橋プロ)【ハードラック】をエネに。P作成→【ハードラック】。P更新→【ハードラック】。PZの【ハードラック】を3にプレイ。P作成→【火事場泥棒】。放棄。
17T(岡谷プロ):エネセットなし。【ケルベロス】を7にプレイ。【フェンリル】をフリーズさせて【ケルベロス】を4に置く。放棄。4の【ケルベロス】でスマッシュ。
18T(高橋プロ)【火事場泥棒】をエネに。P作成→【セメタリー】。P更新→【ステルス】。PZの【ステルス】を4にプレイ、4の【ケルベロス】とバトル。バトル解決、【ケルベロス】の能力により【館】が墓地へ。【ステルス】の誘発効果の対象は4の【ケルベロス】。解決、4の【ケルベロス】が墓地へ。放棄。

岡谷プロ、手札を削らされつつも、なんとか【ケルベロス】を相手に攻撃させることで、【館】を割ることに成功。だが、まだ【シルバーワイズ】が残っている。あれをどうにかしないと、【幽霊屋敷】起動で得られるアドバンテージが格段に減ってしまう。

19T(岡谷プロ)【森】をエネに。P作成→【サイレントナイト】。P更新→【サイレントナイト】【幽霊屋敷】の効果を起動させる。高橋プロ、スタックして【シルバーワイズ】の効果起動、コストとして岡谷プロの墓地の【ケルベロス】と高橋プロの墓地の【ジエンド】を除外。岡谷プロ、【サイレントナイト】プレイ。放棄。
20T(高橋プロ)【ビッグマウス】をエネに。P作成→【絶望の連鎖】。PZの【絶望の連鎖】プレイ、対象は9の【フェンリル】。解決。9の【フェンリル】が墓地へ。放棄。
21T(岡谷プロ)【幽霊屋敷】をエネに。P作成→【ステルス】。PZの【ステルス】を8にプレイ。【ステルス】の誘発効果の対象は2の【シルバーワイズ】。高橋プロ、スタックして【シルバーワイズ】の効果起動、コストとして岡谷プロの墓地の【フェンリル】を除外。解決。2の【シルバーワイズ】が墓地へ。岡谷プロ、P作成→【シルバーワイズ】。放棄。高橋プロ、【ビッグマウス】を2にプレイ。岡谷プロ、P更新→【失恋】。PZの【失恋】プレイ。高橋プロの手札の【シルバーワイズ】【ステルス】【絶望の連鎖】【絶叫時計スクリームハイ】より【シルバーワイズ】を墓地へ。

岡谷プロ、21ターン目にしてやっと【ステルス】をプランに呼び出し、【シルバーワイズ】を除去することに成功するものの、失われたものも大きい。先のターンで【サイレントナイト】が2回連続でめくれてしまい、1枚は更新して1枚は使ったために、【サイレントナイト】がデッキ内にもう残っていないのである。しかも、【サイレントナイト】の使用の前に【幽霊屋敷】を起動しているものの、相手のユニットは除去できていない上ユニットの回収もできていない。
状況が悪化しつつもどうしようもできない状態を「ジリ貧」というが、正にその状態である。

22T(高橋プロ)【絶望の連鎖】をエネに。P作成→【デビルクロック・タクティクス】。放棄。
23T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【ドライバー】。PZの【ドライバー】を7にプレイ。誘発効果の対象は2の【ビッグマウス】。高橋プロ、スタックして【ビッグマウス】の能力起動、X=4。岡谷プロ、スタックして【幽霊屋敷】の効果起動、墓地より【シルバーワイズ】を手札に加える。【シルバーワイズ】を8にプレイ。【シルバーワイズ】の効果起動、コストとして高橋プロの墓地の【シルバーワイズ】除外。解決。放棄。高橋プロ、【絶望の連鎖】プレイ、対象は8の【シルバーワイズ】。解決。8の【シルバーワイズ】が墓地へ。放棄。高橋プロ、【スクリームハイ】を3にプレイ。放棄。
24T(高橋プロ):エネセットなし。P作成→【スクリームハイ】。PZの【スクリームハイ】を1にプレイ。放棄。
25T(岡谷プロ):エネセットなし。【ステルス】を5へ移動させる。放棄。高橋プロ、【ステルス】を5にプレイ。岡谷プロ、スタックして【失恋】プレイ。高橋プロの手札の【ステルス】【セメタリー】【デビルクロック・タクティクス】より【デビルクロック・タクティクス】を墓地へ。解決。バトル解決。お互いの5の【ステルス】が墓地へ。放棄。
26T(高橋プロ):エネセットなし。P作成→【ハードラック】。PZの【ハードラック】を2にプレイ。放棄。
27T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【チワワ】。7の【ドライバー】を4へ移動させる。放棄。4の【ドライバー】でスマッシュ。
28T(高橋プロ):エネセットなし。P作成→【館】。PZの【館】を1−4−7のラインにプレイ。P作成→【デーモンガスト】。放棄。岡谷プロ、【ソーラービーム・サテライト】を1−4−7のラインにプレイ。高橋プロ、スタックして4に【デーモンガスト】をプレイ、4の【ドライバー】とバトル。解決。4の【デーモンガスト】【ドライバー】が墓地へ。岡谷プロ、【館】の効果により手札から【雷雲をもたらす獅子】を墓地へ。高橋プロ、PZの【デーモンガスト】の効果により、墓地の種族デビルクロックのカードを全て手札に加える。放棄。岡谷プロ、【サテライト】の効果起動、対象は【館】。解決。【館】が墓地へ。放棄。

23ターン目、岡谷プロのターン中の、高橋プロの動きにご注目いただきたい。
プランからの【ドライバー】【ビッグマウス】を対象にとられているのだが、スタックで【ビッグマウス】の効果で【シルバーワイズ】を墓地から復活させようとしている。恥ずかしながら、筆者はデッキレシピを見た段階ではこのシナジーに気づいていなかったため、この動きに驚嘆した。
ただ、岡谷プロは、【幽霊屋敷】起動から【シルバーワイズ】を出すことで、高橋プロが出そうとしていた【シルバーワイズ】を除外し、その目論見を崩している。「技の応酬」といったところか。
しかし、岡谷プロの健闘空しく、高橋プロのプランに【デーモンガスト】がめくれる。【館】を張りなおされ、こうなっては逆転は難しい。

29T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【ドライバー】【シルバーワイズ】を8にプレイ。放棄。
30T(高橋プロ):エネセットなし。2の【ハードラック】を5→8へ移動させることを宣言。岡谷プロ、スタックして5に【チワワ】プレイ。5の【ハードラック】とバトル。高橋プロ、バトル中に【封印】プレイ、対象は8の【シルバーワイズ】。岡谷プロ、スタックして【シルバーワイズ】の効果起動、コストとして高橋プロの墓地の【シルバーワイズ】を除外。解決。8の【シルバーワイズ】が墓地へ。バトル解決。5の【チワワ】【ハードラック】が墓地へ。放棄。
31T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【ステルス】。PZの【ステルス】を7にプレイ。【ステルス】の誘発効果の対象は1の【スクリームハイ】。解決。放棄。高橋プロ、【ビッグマウス】を2にプレイ。放棄。
32T(高橋プロ):エネセットなし。P作成→【デーモンガスト】。2の【ビッグマウス】を5→8へ移動させる。3の【スクリームハイ】を6へ移動させる。放棄。8の【ビッグマウス】と3の【スクリームハイ】でスマッシュ。放棄。
33T(岡谷プロ):エネセットなし。P作成→【チワワ】。岡谷プロ、投了により高橋プロの勝利。

最後の【シルバーワイズ】を出すも、【封印】で除去され、その本領を発揮できず。
高橋プロがユニットを進めてスマッシュしてきた返しのターン、打つ手なしと見たか、投了を宣言。高橋プロの勝利となった。

簡潔に概要をまとめてしまったので、見るところが少ないように感じられるかもしれないが、よくよく見れば、教訓を多く含む対戦となっている。余裕のある方は、実際にカードを並べて、各場面を検討してみると良いだろう。





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