第3回 Lumierのグランプリ-8-レポート
ユーザー記者 Lumier


※注 棋譜に関して

1.略号一覧

P=プラン
Z=ゾーン
エネ=エネルギー
P作成=プランゾーン作成
P更新=プランゾーン更新

なお、P作成、P更新により表向きになったカードに関しては、「P作成→○○」のように表記する。

2.スクエアの表記に関して

 後攻
1 2 3
4 5 6
7 8 9
  先攻

ベースのプレイ位置は、バトルスペースのスクエアの表記を用いて記す。
例:「1−4−7のラインに【呪われた館】プレイ」

3.一度出たカード名に対しては、適宜略称ないし通称を用いる。なお、概要においては、初出のカードでも略称・通称を用いる。もし正式名称が分からない場合は、棋譜を参照していただきたい。
4.メモがとれていず、実際の状況が分らなかった部分に関しては、(メモ紛失)と表記する。
5.「放棄」は、原則アクティブプレイヤーのもののみを書く。ただし、スタックが多く積まれて、書くと逆に分かりづらくなると判断される場合には、省略する。
6.主語のない行動はアクティブプレイヤーのもの。また、行動者が変わる場合には主語を明示する。
7.呼声ユニットをコストとしてフリーズしても、その旨は明記しない。
8.何かのスタックが解決される前に行われる行動の表現には、「スタックして」という言葉を用いる。
9.時には正式でない用語や、説明のない略号を使うこともあるが、意味は雰囲気により察して頂きたい。
10.手札からカードをプレイする場合、特にその旨は表記しない。単に「プレイ」とのみ記す。
11.以上は原則であり、場所によってはこれらに逸するものがあることをご容赦頂きたい。

3位決定戦 三輪敏春プロ(本戦通過2位)vs入江裕太プロ(本戦通過3位)

いよいよ3位決定戦。ここからは、モニターで中継されていた試合のレポートをお送りすることになります。実際に見ていた方も多いでしょうから、果たして私のレポートにどれだけ意味があるかは分かりませんが、途中からしか見ておらず、見逃した部分のある方や、日が経って、詳細な状況を忘れてしまった方もいらっしゃると思います。本レポートで、そういった部分をご確認いただければ幸いです。

1本目 先攻:三輪プロ(赤単ウィニー) 後攻:入江プロ(黒青時計)

1T(三輪プロ)【爆砕の魔炎バーン】をエネに。P作成→【熱砂のパヴォ】。放棄。
2T(入江プロ)【凍える時のアイスクロック】をエネに。放棄。
3T(三輪プロ)【陽紅の魔炎プロミネンス】をエネに。放棄。
4T(入江プロ)【アイスクロック】をエネに。放棄。三輪プロ、【闘神ゴリョウ】を8にプレイ。放棄。
5T(三輪プロ)【パヴォ】をエネに。P作成→【パヴォ】【ゴリョウ】を5へ移動させる。PZの【パヴォ】を隊列召喚で8にプレイ。放棄。入江プロ、【震える時のコールドクロック】を3にプレイ。三輪プロ、P作成→【カリスマ】。放棄。
6T(入江プロ)【呪われた館】をエネに。【コールドクロック】を2へ移動させる。【コールドクロック】の効果により【無限時計クライン】を墓地に置き、【石化の呪法】をPZに置く。PZの【石化】プレイ。対象は5の【ゴリョウ】。解決。5の【ゴリョウ】が墓地に置かれる。【コールドクロック】を3へ移動させる。【コールドクロック】の効果により【クライン】を墓地に置き、【白骨時計ボーンスマイル】をPZに置く。放棄。
7T(三輪プロ)【カリスマ】をエネに。P作成→【マントルを漂う遺跡】。PZの【マントル】を2−5−8のラインにプレイ。【パヴォ】を5へ移動させる。【マントル】の効果誘発。対象は入江プロの墓地の【クライン】。解決。【クライン】がゲームから取り除かれる。放棄。
8T(入江プロ)【肉食時計ビッグマウス】をエネに。【コールドクロック】を2へ移動させる。【コールドクロック】の効果により【イビルアイ・ドライバー】を墓地に置き、【絶叫時計スクリームハイ】をPZに置く。【コールドクロック】を3へ移動させる。【コールドクロック】の効果により【柔軟時計ダリ】を墓地に置き、【スクリームハイ】をPZに置く。【コールドクロック】を2へ移動させる。【コールドクロック】の効果により【スクリームハイ】を墓地に置き、【スクリームハイ】をPZに置く。【ボーンスマイル】を5にプレイ。三輪プロ、スタックで【パヴォ】を隊列召喚で8にプレイ。【マントル】の効果誘発。対象は入江プロの墓地の【ドライバー】。解決。【ドライバー】がゲームから取り除かれる。解決。5の【パヴォ】とバトル。解決。5の【パヴォ】【ボーンスマイル】が墓地に置かれる。放棄。
9T(三輪プロ)【拳闘戦鬼豪腕丸】をエネに。【パヴォ】を5→2→5→8→5へ移動させる。【マントル】の効果誘発。対象は入江プロの墓地の【クライン】【ダリ】【スクリームハイ】【ボーンスマイル】【コールドクロック】。解決。以上5枚のカードがゲームから取り除かれる。放棄。
10T(入江プロ)【アイスクロック】をエネに。放棄。

最早見慣れた感のある三輪プロの序盤の赤単ウィニーの動き。4ターン目、入江プロのターン中に【ゴリョウ】をプレイし、自分のターンに入ってから【ゴリョウ】を前進させ、【パヴォ】を隊列召喚でプレイ。
一方入江プロは、【コールドクロック】を最速で出し、横移動を繰り返すことでユーティリティを探す。まずは【石化】を見つけたので、前進してきていた【ゴリョウ】にプレイ。【ボーンスマイル】を見つけた時には既にエネがなく、展開はできなかったものの、次のターンに引くことで、迎撃カードと成す。だが、返しで【マントル】を張られてしまう。【アイスクロック】を出すにも【ガスト】で手札を補充するにも墓地が必要であることを考えると、これは手痛いところだろう。それでも、【コールドクロック】による横移動を止めない。恐らく、除外を恐れて手を進めずにいると、いずれにせよ迎撃カードにアクセスできずに敗北してしまう、と考えたためだろう。だが、その労は報われず、結局先ほど手札に引き入れた【ボーンスマイル】を手放すこととなる。しかも、スタックで【パヴォ】を隊列召喚で出され、【ドライバー】を除外されてしまう。この損失は大きかろう。
三輪プロ、自ターンで、先ほど【コールドクロック】で落とされた分と、迎撃で飛んできた【ボーンスマイル】をまとめて除外。手順で【コールドクロック】も踏むことができた。何も全て除外せずに行かなくとも、いくらかは残して、その分浮いたエネでユニットを展開した方が良いのではないか、と思いはしたが、【アイスクロック】の存在を考えると、そうも言ってはいられないところか。
入江プロ、墓地を全て除外された直後のターンで、【アイスクロック】をエネルギーにセット。対戦後の会話で耳にしたのだが、3枚全て初手に引いていたそうだ。本来なら一気に置いてしまいたいところだろうが、【アイスクロック】が残っている可能性を相手に知らしめるために、あえて3枚目は手札に残しておいたのだろう。相手が盛大に除外した今、【アイスクロック】が残っていると思わせても仕方がないゆえ、エネに置いた。そんなところか。エネルギーに置くカードから、既に駆け引きは始まっているわけだ。

11T(三輪プロ):エネセットなし。放棄。入江プロ、【スクリームハイ】を3にプレイ。三輪プロ、P作成→【ゴリョウ】。暴走により、エネZのカードを1枚スマッシュゾーンに裏向きで置く。PZの【ゴリョウ】を7にプレイ。P作成→【マスター一閃ブレード】。PZの【一閃】を9にプレイ。放棄。
12T(入江プロ)【ダリ】をエネに。P作成→【スクリームハイ】。PZの【スクリームハイ】を2にプレイ。放棄。
13T(三輪プロ)【フ・フーンダ】をエネに。【一閃】を6へ移動させる。スタックして【ノヴァコマ】をプレイ。コストとして9の【一閃】と5の【パヴォ】をフリーズさせる。対象は3の【スクリームハイ】。解決。3の【スクリームハイ】が墓地に置かれる。【カリスマ】プレイ。対象は2の【スクリームハイ】。解決。2の【スクリームハイ】が墓地に置かれる。【ゴリョウ】を4へ移動させる。放棄。

入江プロ、【スクリームハイ】を2体並べてきた。私の準決勝のレポートをご覧になればお分かりかと思うが、三輪プロ、先の対戦で、【スクリームハイ】【ジエンド】を置かれ、蹂躙され、ユニットを全滅させられている。中堅ユニットによる制圧に懲りたのだろうか、【ノヴァコマ】【カリスマ】を使い、【スクリームハイ】を2体とも除去。これで入江プロのユニットは一掃。一方三輪プロのユニットは、中央エリアに【パヴォ】【一閃】、自軍エリアに【ゴリョウ】がいる状態。これは三輪プロ有利と見て良いか。

14T(入江プロ)【館】をエネに。P作成→【館】。P更新→【ビッグマウス】。PZの【ビッグマウス】を6にプレイ。解決。6の【一閃】とバトル。解決。6の【一閃】【ビッグマウス】が墓地に置かれる。P作成→【貪欲時計デーモンガスト】。放棄。
15T(三輪プロ)【一閃】をエネに。P作成→【フ・フーンダ】。PZの【フ・フーンダ】を8にプレイ。【マントル】の効果誘発。対象は入江プロの墓地の【スクリームハイ】。解決。【スクリームハイ】がゲームから取り除かれる。【パヴォ】を2へ移動させる。【マントル】の効果誘発。対象は入江プロの墓地の【スクリームハイ】。解決。【スクリームハイ】がゲームから取り除かれる。【ゴリョウ】を1へ移動させる。放棄。1の【ゴリョウ】と2の【パヴォ】でスマッシュ。

14ターン目、入江プロのターン、プランには待望の【ガスト】がめくれる。残りは2コスト。墓地には【ビッグマウス】【スクリームハイ】がいるので、軽量ユニットが手札にあるなら手札補充を行うチャンスであったのだが…。どうやらなかったらしい。これは、三輪プロにとっては大きな情報となるだろう。
三輪プロ、好機と見たか、自分のターンに入り、【ゴリョウ】【パヴォ】を奥まで進めて一気に4スマッシュ。このまま押し切りたいところ。

16T(入江プロ)【ダリ】をエネに。P作成→【ボーンスマイル】【終末時計ジ・エンド】を1にプレイ。1の【ゴリョウ】とバトル。解決。1の【ゴリョウ】が墓地に置かれる。PZの【ボーンスマイル】を2にプレイ。2の【パヴォ】とバトル。解決。2の【パヴォ】が墓地に置かれる。P作成→【ジエンド】。放棄。三輪プロ、【魔甲バイク餓狼】を9にプレイ。【餓狼】の誘発効果によりエネZのカードを1枚スマッシュゾーンに裏向きで置く。入江プロ、P更新→【ダリ】。P更新→【真夜中のダンスパーティー】。放棄。
17T(三輪プロ):エネセットなし。【フ・フーンダ】を5へ移動させる。【マントル】の効果誘発。対象は入江プロの墓地の【ジエンド】。解決。【ジエンド】がゲームから取り除かれる。【餓狼】を6へ移動させる。【プロミネンス】を7にプレイ。【プロミネンス】を4へ移動させる。放棄。入江プロ、【石化】をプレイ。対象は5の【フ・フーンダ】。解決。5の【フ・フーンダ】が墓地に置かれる。放棄。4の【プロミネンス】と6の【餓狼】でスマッシュ。
18T(入江プロ):エネセットなし。P作成→【ブロンズキッド・ドラゴン】。P更新→【悪運時計ハードラック】【ハードラック】を6にプレイ。6の【餓狼】とバトル。解決。6の【餓狼】【ハードラック】が墓地に置かれる。【ジエンド】を4に移動させる。4の【プロミネンス】とバトル。解決。4の【プロミネンス】が墓地に置かれる。【プロミネンス】の誘発効果により、三輪プロの山札から【プロミネンス】が1枚三輪プロの手札に加わる。放棄。4の【ジエンド】でスマッシュ。

入江プロ、まずは手出しの【ジエンド】【ゴリョウ】を踏み潰す。そして、プランに見えていた【ボーンスマイル】【パヴォ】を踏む。この時点で、三輪プロの手札は1枚であった。三輪プロ、攻撃の手を緩めないために、最後の手札である、【餓狼】を入江プロのターン中にプレイ。自分のターンに入り、【フ・フーンダ】を前進させた後、今引きの【プロミネンス】も出し、【餓狼】ともども前進させ、3スマッシュ与える布陣を作るが、これは【石化】により阻まれる。だがそれでも2スマッシュ与え、入江プロのスマッシュは6。もう詰みは間近だ。
一方、入江プロはここまで来ても的確に捌いていく。プランから【ハードラック】【餓狼】にぶつけ、【ジエンド】【プロミネンス】を踏む。そして、【プロミネンス】を三輪プロに手札として与えてしまいながら、【ジエンド】でスマッシュ。こういった局面ではスマッシュしないのが定石であろうが、スマッシュしてしまうとは。どのような狙いによるものだろうか。

19T(三輪プロ)【魔甲ファイター隼】をエネに。P作成→【餓狼】。P更新→【ウンバ・ウンバ】。P更新→【一閃】。PZの【一閃】を4にプレイ。4の【ジエンド】とバトル。第2バトルステップ、ダメージをスタックに乗せた後に【一閃】の効果起動。対象は4の【ジエンド】。解決。4に【プロミネンス】プレイ。4の【ジエンド】とバトル。4の【プロミネンス】【ジエンド】が墓地に置かれる。【プロミネンス】の誘発効果により、三輪プロの山札から【プロミネンス】が1枚三輪プロの手札に加わる。放棄。入江プロ、【ガスト】を3にプレイ。放棄。
20T(入江プロ):エネセットなし。【ガスト】を6→9へ移動させる。【ボーンスマイル】を5→8へ移動させる。放棄。8の【ボーンスマイル】と9の【ガスト】でスマッシュ。三輪プロのスマッシュゾーンにあるカードが7枚になったので、入江プロ勝利。

その答えは、次の三輪プロのターンで明らかになる。三輪プロ、プランを何度かめくり、速攻ユニットが来ないと知ると、【ジエンド】を除去しにかかる。プランに見えた【一閃】をぶつけ、能力を起動。続いて【プロミネンス】もぶつけ、【プロミネンス】を手札に得つつ【ジエンド】を排除。フルフリーズとなるも、悪くはない交換、と思いきや、なんと、入江プロは【ガスト】を展開してきた。【ガスト】をエネに置かないばかりか、あまつさえ出してしまうなんて!自殺行為のようにも思える。
だが、よくよく見れば、三輪プロのスマッシュは現在3、入江プロのユニットはこれにより【ボーンスマイル】【ガスト】が場に出ている状態になっている。ということは…。両ユニットを奥まで進ませれば、詰みなのである。こうして、鮮やかな逆転劇で、入江プロが勝利をつかんだ。【カタパルト】【門】も使わずに、一気に詰めてしまうとは。ウィニーを捌き切るのではなく、隙をついて7スマッシュ与えて勝つ。この構想を持ったのは、どのあたりの時点だったのだろうか?残念ながら、聞く機会がなかったが…。

2本目 先攻:三輪プロ(黒緑無限時計) 後攻:入江プロ(緑赤コロリー)

対戦前、入江プロは、三輪プロのデッキに【因果律】が入っているのを気にしていた。後々、これが伏線となる。

1T(三輪プロ)【ドライバー】をエネに。放棄。
2T(入江プロ)【晴天のシリピリカ】をエネに。P作成→【ニトロ・カタパルト】。放棄。
3T(三輪プロ)【火事場泥棒】をエネに。P作成→【ジエンド】。P更新→【ハードラック】。放棄。
4T(入江プロ)【ファンシーカット・アメジスト】をエネに。放棄。
5T(三輪プロ)【ジエンド】をエネに。P作成→【ガスト】。放棄。入江プロ、【幻惑のフェアリー】を2にプレイ。放棄。
6T(入江プロ)【カタパルト】をエネに。P作成→【シリピリカ】。放棄。三輪プロ、【ハードラック】を8にプレイ。放棄。
7T(三輪プロ)【ガスト】をエネに。P作成→【ハードラック】【ハードラック】を5→2へ移動させる。2の【幻惑】とバトル。解決。2の【幻惑】【ハードラック】が墓地に置かれる。P更新→【ハードラック】。放棄。入江プロ、【ファンシーカット・アクアマリン】を3にプレイ。放棄。
8T(入江プロ)【変身の魔法】をエネに。P作成→【妖魔の勇者】。P更新→【バードマン・ソウル】。PZの【バドソ】プレイ。解決。【幻惑】がPZとして表向きになる。PZの【幻惑】を1にプレイ。放棄。
9T(三輪プロ)【ハードラック】をエネに。P作成→【呪われた館】。PZの【館】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
10T(入江プロ)【幸せはすぐ近くにある】をエネに。P作成→【ファンシーカット・ムーンストーン】。1の【幻惑】と3の【アクアマリン】をコストに合成を行い、PZの【ムーンストーン】を1に置く。【ムーンストーン】の誘発効果により、山札よりエネZに3枚のカードをリリース状態で置く。P作成→【マントル】。PZの【マントル】を2−5−8のラインにプレイ。P作成→【夜を照らす灯チュプ】。PZの【チュプ】を2にプレイ。【マントル】の効果誘発。対象は三輪プロの墓地の【ジエンド】。解決。【ジエンド】がゲームから取り除かれる。P作成→【バドソ】。PZの【バドソ】プレイ。【細い葉の柳シュシュ】がPZとして表向きになる。放棄。

入江プロ、まずは【幻惑】を展開するも、三輪プロ、【ハードラック】を出してこれを踏みに行く。コロリーの合成デッキは、場にユニットがいなければ合成を行うことができない。まめに潰しに行くのが定石だろう。入江プロも、それは分かっていたようで、今度は【アクアマリン】を展開。そして、自分のターンで【バドソ】を決め、プランにめくれた【幻惑】を展開。合成の準備を整える。
三輪プロがプランから【館】を張った返しのターン、入江プロの一発目のプランはなんと【ムーンストーン】。合成した後のプランがまた素晴らしい。プランから中央に【マントル】を張り、これまたプランから【チュプ】を展開、三輪プロの墓地の【ジエンド】を除外。最後の余った1エネによるプランは2枚目の【バドソ】。エネだけでなく手札も補充でき、絶好の展開である。

11T(三輪プロ)【ダリ】をエネに。P作成→【ジエンド】。PZの【ジエンド】を9にプレイ。P作成→【ボーンスマイル】。放棄。
12T(入江プロ)【ステルス・スナイパー】をエネに。P作成
【勇者】【チュプ】を5へ移動させる。【マントル】の効果誘発。対象は三輪プロの墓地の【ハードラック】。解決。【ハードラック】がゲームから取り除かれる。PZの【勇者】を2にプレイ。【マントル】の効果誘発。対象は三輪プロの墓地の【ハードラック】。解決。【ハードラック】がゲームから取り除かれる。放棄。5の【チュプ】でスマッシュ。放棄。

三輪プロ、プランから来た【ジエンド】をとりあえずプレイするも、入江プロが潤沢な手札を抱えている以上、活躍の場はまだ先だろう。入江プロは、【チュプ】でスマッシュを開始。後方には【勇者】を置けている。これは、中々に処理に困る布陣である。三輪プロのデッキには、【絶望の連鎖】など、ベース上の5コスト以下のユニットに対する確定除去が入っていないためである。それに、ユニット展開の合間にも墓地の除外が行われてしまうのだから、三輪プロとしては、たまったものではないだろう。

13T(三輪プロ)【幸せ】をエネに。P作成→【ボーンスマイル】。PZの【ボーンスマイル】を8にプレイ。P作成→【小さくて大きな力】。PZの【小力】プレイ。解決。【幸せ】プレイ。対象はエネZの【ガスト】と墓地の【小力】。解決。【ボーンスマイル】効果起動、対象は5の【チュプ】。PZの【ガスト】の効果誘発。三輪プロ、【ガスト】の効果により、墓地から【ボーンスマイル】を手札に加える。【ボーンスマイル】を6にプレイ。解決。PZの【ガスト】の効果誘発。【館】の効果誘発。解決。入江プロ、【館】の効果により手札から【ステルス】を墓地に置く。三輪プロ、【ガスト】の効果により、墓地から【ボーンスマイル】を手札に加える。【ボーンスマイル】を6にプレイ。解決。PZの【ガスト】の効果誘発。【館】の効果誘発。解決。入江プロ、【館】の効果により手札から【シリピリカ】を墓地に置く。三輪プロ、【ガスト】の効果により、墓地から【ボーンスマイル】を手札に加える。放棄。
14T(入江プロ)【ムーンストーン】をエネに。【ムーンストーン】を4へ移動させる。放棄。4の【ムーンストーン】と5の【チュプ】でスマッシュ。放棄。

13ターン目、三輪プロ、プランから【ボーンスマイル】を展開し、再度のプランに見えた【小力】を撃つと、遂に虎の子の【幸せ】をプレイ。【ボーンスマイル】を起動して手札に入れた後、【館】ラインに投げてハンデスを行うも、迎撃用のエネルギーを残さなくてはならないため、十分なハンデスを行えない。14ターン目、入江プロは遂に【ムーンストーン】でスマッシュを開始。これで三輪プロのスマッシュは4。【カタパルト】の射程圏内である。

15T(三輪プロ)【スクリームハイ】をエネに。P作成→【ダンパ】。PZの【ダンパ】プレイ。対象は4の【ムーンストーン】。入江プロ、スタックして【幸せ】プレイ。対象はエネZの【ムーンストーン】と墓地の【アクアマリン】【幸せ】解決。入江プロ、【シュシュ】を1にプレイ。三輪プロ、スタックして【因果律の抜け道】プレイ。対象は4の【ムーンストーン】。入江プロ、スタックして【マントル】を1−4−7のラインにプレイ。【シュシュ】のプレイまでのスタック解決。入江プロ、4の【ムーンストーン】と5の【チュプ】をコストに合成を行い、PZの【ムーンストーン】を3に置く。【ムーンストーン】の誘発効果により、山札よりエネZに3枚のカードをリリース状態で置く。【ダンパ】解決。三輪プロ、P作成→【ダンパ】。P更新→【スカラベ・マスター】。三輪プロ、投了により入江プロ勝利。

終局は早くも15ターン目に訪れる。
三輪プロ、最初のプランで見えた【ダンパ】【ムーンストーン】を対象にプレイしようとするが、入江プロはスタックで【幸せ】をプレイし、【ムーンストーン】をプランゾーンに持って来ようとする。狙いは、合成による【ダンパ】回避である。【チュプ】【ムーンストーン】をコストに合成を行えば、【ムーンストーン】が出せる上、対象を失うことにより【ダンパ】は効果を発揮することなく墓地に送られる。三輪プロ、長考の末これを了承。【幸せ】は無事解決される。だが、入江プロはただ合成するだけでは良しとしなかった。【シュシュ】をプレイし、合成に使われたユニットをエネルギーゾーンに送りこまんとする。流石にそこまでは勘弁願いたいと、三輪プロが【ムーンストーン】に対し今度は【因果律】を撃てば、待ってましたと言わんばかりの対応【マントル】プレイ!入江プロは、【マントル】【因果律】に備えずっと抱えていたという。確かに、対戦前、【因果律】が入っているのを気にしていたが、本当にこんな場面が訪れるとは、筆者は予想だにしていなかった。これもまた、相手のデッキの中身が割れている、決勝トーナメントならではのプレイングだろう。だが、普段よりも与えられた情報量が多いだけであって、その場の状況に応じて柔軟に対応する、という点では普段と変わらない。要求される能力には、違いがないと思われる。
さて、話を元に戻そう。以上より、このスタック合戦は入江プロに軍配が上がった。三輪プロに残されたエネルギーはわずかに4。プランをめくるも、【ダンパ】、更新【スカラベ】と、【ムーンストーン】【勇者】【シュシュ】と並んだ、この状況を打開する手は見つからない。三輪プロ、投了により、入江プロの勝利となった。
確かに、この対戦では、入江プロの「回り」は良かった、と言えよう。だが、その回りも、生かすプレイングがなければ意味が無い。また、そもそも、「コロリー」デッキは、「時計」デッキに対し、相性が良いと考えられる。メタを読んだ上でのデッキ選択というのも、勝因の1つとして挙げられるのではないだろうか。




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