日本選手権2008秋ユーザー記者レポート
ユーザー記者 Lumier

日本選手権 決勝トーナメント レポート

決勝戦 青木直飛(本選1位通過)vs田島功一(本選6位通過)

諸事情により、本戦からかなり時間が経っての公開となってしまった。この場にてお詫び申し上げます。

1本目

青木プロのデッキは「緑赤青灼熱王コントロール」、田島プロのデッキは「青白コントロール」である。先攻をとったのは田島プロ。
以下、奇数ターンが田島プロ、偶数ターンが青木プロのターンである。

1T:【子猫の誘惑】をエネに。放棄。
2T:【ジャック・オー・フロスト】をエネに。放棄。
3T:【できることを一つずつ】をエネに。P作成→【サイレント・マジョリティ】。放棄。青木プロ、【リサイクル・センター】を3−6−9のラインにプレイ。
4T:【悪戯するフェアリー】をエネに。放棄。
5T:【機械竜エスティタート】をエネに。放棄。青木プロ、【悪戯】を3にプレイ。追加コストとして3−6−9のラインの【リサイクルセンター】を破棄する。【悪戯】の効果誘発。デッキから【スカラベ・マスター】をエネZに置く。田島プロ、【益々繁盛】をプレイ。放棄。
6T:【フロスト】をエネに。P作成→【再改造手術】。P更新→【ニトロ・カタパルト】。P更新→【底なしの大地】。PZの【大地】を1−4−7のラインにプレイ。放棄。
7T:【鎧闘士エビシルバー】をエネに。P作成→【誘惑】。放棄。
8T:【精霊の迷い家】をエネに。P作成→【迷い家】。PZの【迷い家】を3−6−9のラインにプレイ。P作成→【ペンギン・チェーン】。PZの【ペンギンチェーン】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。田島プロ、【益々繁盛】プレイ。青木プロ、3の【悪戯】を6へ移動させる。放棄。
9T:【エスティタート】をエネに。P作成→【エビシルバー】。PZの【エビシルバー】を7にプレイ。【エビシルバー】の効果誘発。放棄。
10T:【火焔車】をエネに。2−5−8のラインの【ペンギンチェーン】をフリーズさせ、P作成→【魔王の三角海域】【融解戦鬼灼熱王】を2にプレイ。放棄。田島プロ、【人面鳥の止まり木】を3−6−9のラインにプレイ。青木プロ、1−4−7のラインの【大地】を破棄して【灼熱王】を5に置く。PZの【三角海域】を1−4−7のラインにプレイ。放棄。
11T:【エビシルバー】をエネに。3−6−9のラインの【止まり木】を起動させる。P作成→【粉雪の魔氷パウダースノー】。PZの【パウダースノー】を9にプレイ。放棄。9の【パウダースノー】の効果が誘発。
12T:【大巨人ゴッドファーザーJr.】をエネに。P作成→【ペンギンチェーン】。放棄。田島プロ、【止まり木】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。5の【灼熱王】と6の【悪戯】でスマッシュ。

田島プロ、【益々繁盛】【止まり木】【エビシルバー】といったドローカードを用いて手札を増やす。一方青木プロは、【悪戯】でエネルギーを増やした後、プランから【迷い家】【ペンギンチェーン】【大地】といったベースを張り、【灼熱王】をプレイする準備を整える。途中、青木プロが【悪戯】をプレイした際、田島プロは自分のターンで【益々繁盛】をプレイしているが、これは、相手のターン中と勘違いしたためのようだ。さすがに決勝戦ともなると、伴う緊張感も違ってくるのだろう。
青木プロが【灼熱王】を出し、先に前進させておいた【悪戯】と共にスマッシュしてから、田島プロのデッキも大きく動き始めることになる。12ターン目、青木プロがスマッシュを終えた時点の盤面の状況を以下に示す。

(田島プロから見た図)
  三:青木プロの【三角海域】
ペ:青木プロの【ペンギンチェーン】
迷:青木プロの【迷い家】
灼:青木プロの【灼熱王】
悪:青木プロの【悪戯】
銀:田島プロの【エビシルバー】
木:田島プロの【止まり木】
○:空きスクエア

13T:【パウダースノー】をエネに。3−6−9のラインの【止まり木】を起動させる。【誘惑】をプレイ。放棄。
14T:【ペンギンチェーン】をエネに。 P作成→【三角海域】。放棄。田島プロ、【止まり木】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
15T:【パウダースノー】をエネに。【マジョリティ】をプレイ。対象は青木プロ。【誘惑】をプレイ。放棄。青木プロ、【悪戯】を1にプレイ。放棄。
16T:エネセットなし。P作成→【迷い家】。放棄。
17T:【マオ・アビシニアン】をエネに。放棄。
18T:エネセットなし。1の【悪戯】を4へ移動させる。田島プロ、スタックして【深淵竜メイルシュトローム】を6にプレイ。青木プロ、スタックして2−5−8のラインの【ペンギンチェーン】を破棄してエネZの【Jr.】を3に置く。【メイルシュトローム】のプレイまで解決。6の【悪戯】とバトル。6の【悪戯】が墓地に置かれる。6の【メイルシュトローム】がルールエフェクトにより墓地に置かれる。【メイルシュトローム】の効果誘発。青木プロ、【悪戯】を3に、【Jr.】を2に、【灼熱王】を1に置く。田島プロ、何も置かないことを選択。青木プロ、P作成→【枯れ果てた大樹】。PZの【大樹】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。田島プロ、【エビシルバー】を9にプレイ。【エビシルバー】の効果誘発。放棄。
19T:エネセットなし。9の【エビシルバー】を6へ移動させる。放棄。6の【エビシルバー】でスマッシュ。

既にスマッシュを3点受けている田島プロ。この状態では、【灼熱王】【ラルフ】【カタパルト】を使われるだけで詰んでしまう可能性がある。しかし、「青白コントロール」はスマッシュを受けてから本格的に動き出すデッキであるようだ。まずは、【誘惑】【灼熱王】【悪戯】がリリースするのを封じる。しかも、13ターン目、15ターン目と立て続けに。青木プロ、後続として【悪戯】を追加コストを支払わず空出しするが、【誘惑】は、使用した後に出てきたユニットに関しても、出てきたのが使用したターンの間であれば、やはりリリースを封じることができるので、根本的な解決策にはなりえない。15ターン目には、加えて【マジョリティ】もプレイし、青木プロのデッキを圧迫していく。【誘惑】と合わせて10エネルギー使用した計算になるが、まだ1エネルギー残っているのがにくい。
さすがに17ターン目は、田島プロも動きはしなかったが、18ターン目、青木プロのターンに入り、【メイルシュトローム】を中央にいる【悪戯】へと投げつける。このまま解決すると、【メイルシュトローム】効果解決後には青木プロのユニットは2体しか残らない。そこで、スタックしてエネルギーゾーンから【Jr.】を出すことで、【メイルシュトローム】効果解決後も戦線を維持できるように努める。狙い通り、3体のユニットを盤面に残した青木プロ。一方、田島プロは、ユニットを1体なら出すことができたが、何も出さないことを選択。代わりに、ターン終了前に手札に戻った【エビシルバー】を再度プレイし、手札を更に増強させる。
田島プロ、自分のターンに入ってから、【エビシルバー】を前進させてスマッシュ。先ほどの【マジョリティ】の甲斐もあって、青木プロのデッキは大分残り少なくなってきた。田島プロが【エビシルバー】でスマッシュした直後の盤面の状況は以下の通りである。

(田島プロから見た図)
J
  三:青木プロの【三角海域】
樹:青木プロの【大樹】
迷:青木プロの【迷い家】
灼:青木プロの【灼熱王】
J:青木プロの【Jr.】
悪:青木プロの【悪戯】
銀:田島プロの【エビシルバー】
木:田島プロの【止まり木】
○:空きスクエア

20T:エネセットなし。3の【悪戯】を6へ移動させる。6の【エビシルバー】とバトル。6の【エビシルバー】が墓地に置かれる。2の【Jr.】を5へ移動させる。田島プロ、スタックして【ソーラービーム・サテライト】を2−5−8のラインにプレイ。【Jr.】の移動解決。放棄。田島プロ、【ペガサス・ポニー】を6にプレイ。6の【悪戯】とバトル。6の【ポニー】が3−6−9のラインの【止まり木】の下に闘気カードとして置かれる。【ポニー】の効果誘発。対象は5の【Jr.】。バトル終了ステップ中、田島プロ、2−5−8のラインの【サテライト】を起動させる。対象は3−6−9のラインの【迷い家】。ルールエフェクトにより6の【悪戯】が墓地に置かれる。放棄。
21T:エネセットなし。放棄。青木プロ、【迷い家】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
22T:エネセットなし。P作成→【用心棒ラルフ】。1の【灼熱王】を4へ移動させる。放棄。田島プロ、【機械竜輝く】をプレイ。対象は4の【灼熱王】。放棄。5の【Jr.】でスマッシュ。
23T:【メイルシュトローム】をエネに。3−6−9のラインの【止まり木】の下の闘気カードをコストに墓地の【輝く】を手札に加える。P作成→【アビシニアン】。PZの【アビシニアン】を5にプレイ。5の【Jr.】とバトル。5の【アビシニアン】が墓地に置かれる。【アビシニアン】の効果誘発。対象は2−5−8のラインの【大樹】【大樹】の効果誘発。バトル終了後、【アビシニアン】の効果誘発。対象は5の【Jr.】。3−6−9のラインの【止まり木】を起動させる。放棄。青木プロ、【大地】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。
24T:【Jr.】をエネに。4の【灼熱王】を7へ移動させる。放棄。田島プロ、【輝く】をプレイ。対象は7の【灼熱王】。青木プロ、P作成→【灼熱王】。2−5−8のラインの【大地】を破棄してエネZの【Jr.】を2に置く。田島プロ、スタックして【できることを一つずつ】をプレイ。対象は7の【灼熱王】【Jr.】の効果解決。青木プロ、【カタパルト】をプレイ。対象は2の【Jr.】と9のスクエア。放棄。田島プロ、【天使たちの決意】をプレイ。対象は9の【Jr.】。放棄。
25T:エネセットなし。【マジョリティ】プレイ。対象は青木プロのデッキ。青木プロ、投了により田島プロ勝利。

【誘惑】【メイルシュトローム】といった「大技」でコントロールしてきた田島プロだが、ここからは「小技」の使用が目立つ。【誘惑】【メイルシュトローム】は、相手のユニットを直接排除できるカードではないため、コントロールを続けるには、どうしても相手のユニットを別の手段を使って排除していく必要があるのだ。
20ターン目、青木プロは【悪戯】【エビシルバー】を踏む。これは当然の行動だろう。そして、【Jr.】も前進させて(この時、田島プロはスタックして【サテライト】をプレイ)、優先権の放棄を宣言。すると、田島プロ、【ポニー】【悪戯】にぶつける。先ほど500のダメージを受けているとはいえ、【悪戯】【迷い家】ライン上にいるので、このままでは倒せないが、バトル中に【サテライト】【迷い家】を割ることで、【悪戯】のパワーが1500に戻り、倒すことができるようになる。そして、【ポニー】の効果で【Jr.】をフリーズさせてしまえば、わずか3エネルギーで、このターンスマッシュを受けずに済ますことができる、というわけである。だが、まだ【Jr.】【灼熱王】が残っている。これらをどうするのか。
【機械竜輝く】で1ターンしのいで迎えた23ターン目、田島プロ、プランから【アビシニアン】【Jr.】にぶつける。【Jr.】はノーマルタイミングでしか出せないユニットなので、手札に戻すだけでも十分に思えるが、【アビシニアン】は墓地に落ちた時、同じラインのベースを破壊する能力も持っている。この時、【Jr.】のいるラインに張られていたのは【大樹】。序盤であれば、エネルギーが増えるのは歓迎すべきことだが、今は終盤。しかも、相手は【マジョリティ】入りのデッキと来ている。これでは、「エネルギーが増えた」と言うより、「デッキを1枚削られた」という形になってしまう。即ち、田島プロは、【アビシニアン】をプレイするだけで、ユニットを1体排除した上に、青木プロのデッキを1枚削ってしまった、というわけである。
24ターン目、【できることを一つずつ】を使われ、残りデッキ枚数を6枚にされた青木プロ、一縷の望みにかけ、【Jr.】【カタパルト】で飛ばし、スマッシュを試みるが、【天使たちの決意】によりあっさりと撃退されてしまう。
25ターン目、田島プロは【マジョリティ】の使用を宣言。青木プロ、投了により、田島プロが勝利を収めることとなった。


2本目

青木プロのデッキは「赤白ドラゴン・闘気コントロール」。田島プロのデッキは「青赤灼熱王コントロール」。予め断っておくが、この対戦が日本選手権2008最後の対戦である。
青木プロ、後攻を選択。以下、奇数ターンが田島プロ、偶数ターンが青木プロである。

1T:【リサイクルセンター】をエネに。放棄。
2T:【変形城砦タルト】をエネに。放棄。田島プロ、【電脳魔方陣】を2−5−8のラインにプレイ。放棄。
3T:【バグ・キャッスル】をエネに。放棄。
4T:【登竜門】をエネに。P作成→【エックスデイ・ドラゴン】。放棄。田島プロ、【セーブ・ポイント】を3−6−9のラインにプレイ。放棄。
5T:【ゲーム・オーバー】をエネに。P作成→【蒼火星ハイドロパルス】。放棄。
6T:【トロイ・ホース】をエネに。P作成→【ギャラクシー・ドラゴン】。放棄。田島プロ、【再改造手術】をプレイ。放棄。
7T:【ラム酒を一杯】をエネに。P作成→【セーブポイント】。PZの【セーブポイント】を1−4−7のラインにプレイ。放棄。
8T:【神竜の書】をエネに。P作成→【スカラベ】。放棄。
9T:【ラム酒】をエネに。放棄。

先攻を「とらされた」田島プロ、手札やプランからベースを張り、【灼熱王】のプレイに備える。最早見慣れた感のある動きである。
一方、青木プロ、プランがかみ合わず、実に9ターン目まで、カードを全くプレイせず。
9ターン目終了時、盤面に存在するカードは、両端の【セーブポイント】と中央の【電脳魔方陣】のみ。もちろん、全て田島プロのベースである。

10T:【スカラベ】をエネに。放棄。田島プロ、【灼熱王】を9にプレイ。放棄。青木プロ、P作成→【エックスデイドラゴン】。P更新→【トロール流砲撃術】。放棄。
11T:【海亀が旅立つ港】をエネに。P作成→【灼熱王】。PZの灼熱王】を7にプレイ。放棄。
12T:【登竜門】をエネに。P作成→【神竜の書】。PZの【神竜の書】をプレイ。【ギャラクシードラゴン】が結合して2に置かれる。【ギャラクシードラゴン】の効果誘発。対象は7の【灼熱王】。1−4−7のラインの【セーブポイント】の効果誘発。田島プロ、手札に戻さないことを選択。放棄。
13T:【ハイドロパルス】をエネに。P作成→【ゲームオーバー】。PZの【ゲームオーバー】をプレイ。対象は2の【ギャラクシードラゴン】。P作成→【フロスト】。PZの【フロスト】を8にプレイ。放棄。

10ターン目、田島プロは【灼熱王】を右の【セーブポイント】上にプレイ。そして、11ターン目、プランをめくると、そこには2枚目の【灼熱王】が現れる。この場面には、ギャラリーもかなりどよめいていた。2体の【灼熱王】【セーブポイント】ライン上に展開した状態の田島プロ。さすがに、青木プロの迎撃準備は未だ整っていず、【神竜の書】から【ギャラクシードラゴン】を結合して置くのが精一杯。しかし、それも田島プロのプランからの【ゲームオーバー】で放逐されては、いかんともしがたい。
田島プロ、13ターン目には【フロスト】をプランから展開するが、この【フロスト】こそが勝負を分けるキーカードになるとは、誰が予想しえただろうか。

14T:エネセットなし。P作成→【電脳神の聖地】。PZの【聖地】を1−4−7のラインにプレイ。【聖地】の効果誘発。対象は1−4−7のラインの【セーブポイント】。田島プロ、スタックして1−4−7のラインの【セーブポイント】を破棄して7の【灼熱王】を4に置く。【聖地】のプレイ解決。放棄。

14ターン目、青木プロがプランをめくると、【電脳神の聖地】が現れる。白エネルギーを全て使ってしまうが、これをプレイすれば、「灼熱王デッキ」にはかなり優位に立てる。半ば当然のごとくプランの【聖地】を貼る青木プロだが、なんとこの一手は、敗北に直結する手だった。【聖地】【セーブポイント】を割るのにスタックして田島プロ、【灼熱王】を動かす。この時点での盤面の状況は以下の通りである。

(田島プロから見た図)
  聖:青木プロの【聖地】
灼:田島プロの【灼熱王】
ジ:田島プロの【ジャック・オー・フロスト】
魔:田島プロの【電脳魔方陣】
セ:田島プロの【セーブポイント】
○:空きスクエア

15T:【バグキャッスル】をエネに。P作成→【フロスト】。P更新→【火焔車】。3−6−9のラインの【セーブポイント】を破棄して9の【灼熱王】を6に置く。PZの【火焔車】を3−6−9のラインにプレイ。3−6−9のラインの【火焔車】を破棄して6の【灼熱王】を3に置く。【火焔車】の効果誘発。対象は6の【灼熱王】【ペンギンチェーン】を3−6−9のラインにプレイ。3−6−9のラインの【ペンギンチェーン】を破棄して4の【灼熱王】を1に置く。P作成→【セーブポイント】。8の【フロスト】を5へ移動させる。放棄。青木プロ、投了により田島プロ勝利。

15ターン目。青木プロの残りエネルギーは赤2、手札は4枚。田島プロ、エネルギーを置くと、プランを作成。めくれたのは【フロスト】。これを更新し、【火焔車】が現れると、【セーブポイント】を破棄し、右ラインにいる【灼熱王】を前へ動かす。プランの【火焔車】を張り、破棄して右の【灼熱王】を敵軍エリアまで進ませる。そして、【ペンギンチェーン】を手札から張り、破棄して左の【灼熱王】も敵軍エリアまで進ませる。最後に、【フロスト】を前進させ、優先権放棄。盤面は以下のようになった。

(田島プロから見た図)
  聖:青木プロの【聖地】
灼:田島プロの【灼熱王】
ジ:田島プロの【ジャック・オー・フロスト】
魔:田島プロの【電脳魔方陣】
○:空きスクエア

敵軍エリアにいる2体の【灼熱王】と、中央エリアの【フロスト】でスマッシュをすると、丁度7点になる。2体の【灼熱王】のみでは7点を与えることができず、【フロスト】がいるからこそ、詰め切れるのだ。青木プロ、7スマッシュを止める術なく、投了を宣言。田島プロの勝利となった。
因みに、もしここで、7スマッシュを防がれた場合、2枚目の【セーブポイント】をも失っているので、折角の優位が消えてしまうように感じられるが、田島プロは青1エネルギーを残しており、なおかつ手札にベースあるいは【タートルシップソウル】があると推測されるため、このターンで【灼熱王】を落とされることはない。落とされるとしたら【フロスト】だが、【フロスト】を落とされたところで大した損失にはならず、むしろ青木プロの手札を削ることができるので、やはり優位は変わらない。また、戦いが長期化すれば、【聖地】を貼られている分、苦しくなることが予想される。以上のようなことから、このターンで詰めに行くことを決断したと推測される。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

3回戦、計7本のレポートをお送りさせていただきました。下馬評では、「緑赤ビート」がトップメタだったようですが、ユーザー記者を務めさせていただいた身としては、「青赤(黒青赤)融解戦鬼灼熱王コントロール」の存在を強く印象づけられた大会でした。相変わらず、決勝トーナメントではハイレベルな戦いが繰り広げられ、観戦すること自体楽しむことができました。少しでもその雰囲気が伝わっていれば幸いです。なお、私による棋譜レポートは、恐らく今回が最後となります。来春より社会人となり、執筆はおろか大会に参加する時間さえとれないことが予想されるためです。毎回、多くの方に支えられ、協力を頂き、レポートを書くことができました。また、膨大な量のテキストをお読み頂いている皆様にも、御礼申し上げたいと思います。本当に、ありがとうございました。
最後に、ひとつだけ宣伝させていただきます。
1月11日の日曜日、奇しくも九州最強決定戦と同じ日に、第2回東北最強決定戦が開催されます。会場が宮城県仙台市と、多くの方にとっては「遠い」と感じる場所かとは思いますが、多数の方のご参加を頂ければ幸いです。
それでは皆様、良いお年を。

Lumier拝




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