第三回 ツアートライアル関西大会レポート

本来であれば本コラムでは、ツアートライアルにて日本選手権2008秋本選の権利を獲得したデッキの中から、D-0中の人が「これは」と感じたデッキを紹介するのですが、第三回となる今回は惜しくも権利を獲得できなかったデッキを紹介します。このデッキの使用者である石黒聡志プロは本選への権利こそ逃したとはいえ最終戦では今大会で優勝した生田瑛二プロと対戦しており、その結果次第では優勝すらありえたデッキでもあります。使用者の多いデッキタイプでは決してありませんでしたが、プレイヤーの腕としっかりとしたデッキなくして優勝を狙える位置まで行けたはずがありません。間違いなく強いデッキだと言っても過言ではないでしょう。
なお、前回同様、デッキ使用者の方にインタビューしたわけではなく、中の人の独断と偏見に基づいたデッキ紹介となりますので、ご注意ください。


<ツアートライアル関西前夜祭レポート>

ツアートライアル関西2日前となる8月29日(金)、アニブロゲーマーズ神戸三宮店のデュエルスペースにて、ツアートライアル関西前夜祭を開催しました。夏休み終了目前ということもあり、宿題の息抜きや夏休みの思い出作りにと遊びに来た中高生プレイヤーを中心に9名(中の人除く)ほどの人が参加して、終始和やかなムードの中、ディメンション・ゼロを楽しみました。
そして、D-0中の人村瀬によるスタッフガンスリンガー大会ですが、前回の反省を元にいくつかのデッキを改良して挑みました。結果は4勝4敗と何とか勝率5割はキープすることはできましたが、5つのデッキで強弱がはっきりと出てしまう結果となってしまいました。なかなか勝てないデッキもあるので、勝てないデッキは改良を、勝てているデッキはより勝てるように調整をして次回は挑みたいと思います。
次のツアートライアル前夜祭は、9月13日(土)にアニブロゲーマーズ名古屋店にて開催されます。他のディメンション・ゼロプレイヤーとの交流を深めるもよし、ツアートライアルの調整に来るもよし。もちろんカードゲームのイベントが初めての人も大歓迎です。ディメンション・ゼロが好きな人の集まる非常にフランクなイベントですので、皆で翌日の大会に向けておおいに盛り上がりましょう。


<注目デッキ紹介>

まずはデッキレシピですが、以下のようになります。

弾数 カードNo カード名称 枚数
メインデッキ
■黒 ユニット
I-4 027 イビルアイ・ドライバー 3
II-4 027 レディ・ララバイ 3
III-4 016 異界のサキュバス 3
■黒 ストラテジー
I-1 075 黄泉返りの呪法 2
I-3 040 真夜中のダンスパーティー 2
III-1 058 真夜中のダンスパーティー 1
■青 ユニット
II-1 081 粉雪の魔氷パウダースノー 2
II-3 103 粉雪の魔氷パウダースノー 1
■青 ストラテジー
I-2 056 バードマン・ソウル 1
I-4 057 欲望の連鎖 3
I-4 103 バードマン・ソウル 2
■白 ユニット
II-1 134 犬闘士フェンリル 3
■白 ベース
I-4 074 廃棄物処理場 3
II-2 077 ソーラービーム・サテライト 2
■白 ストラテジー
II-4 079 サイレント・マジョリティ 3
■青白 ストラテジー
III-1 180 子猫の誘惑 3
■黒青 ストラテジー
III-2 088 無限凍結 3
合計枚数 40

サイドデッキ
■黒 ユニット
II-3 032 イビルアイ・プリンセス 1
■黒 ストラテジー
I-1 074 失恋の痛み 1
I-4 040 刻まれた思い出 1
II-1 074 失恋の痛み 1
III-3 028 ノーライフ・アーミー 3
■青 ユニット
III-1 064 濃霧の魔氷フォッグ 2
■白 ユニット
III-3 050 ジャック・オー・ランタン 1
合計枚数 10


先にも紹介しましたとおり、最終戦にて今大会で優勝した生田瑛二プロに負けてしまったために惜しくも優勝と本選権利を逃してしまった石黒聡志プロのデッキになります。黒青白のコントロールデッキで、相手の攻撃を全て受け流して最後に必殺の「サイレント・マジョリティ」でデッキアウトさせるのが基本戦術となります。注目すべきはその徹底したビート対策です。コロボックル、ゲルボックルデッキ対策として「無限凍結」「バードマン・ソウル」「真夜中のダンス・パーティー」を投入しており、序盤の合成を阻害しつつ、万が一合成されても即座に対応できる形になっています。また、赤緑ラッパビート対策には「異界のサキュバス」やサイドボードに3枚仕込んだ「ノーライフ・アーミー」が役立ちます。そしてそれらのデッキのキーカードともなる「ニトロ・カタパルト」「ソーラービーム・サテライト」「犬闘士フェンリル」で防ぎます。さらに相手が一気にユニットを展開して攻め込もうとしてきた場合には、「子猫の誘惑」で攻撃の手を一度止めさせて、その間に対処することができます。
つまり環境に多いデッキがビートダウンだと判断したうえで、徹底的にビート対策がされたデッキとなっているのです。大会ではどんなデッキが多いのかをしっかりと考えたうえで組まれた、実際の対戦を強く意識されている非常に美しいデッキと言えるのではないでしょうか。



文責:D-0中の人 村瀬



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