第八回 ツアートライアル中国四国大会レポート

第八回であり最終回となる今回は、中国四国大会の注目デッキを紹介します。全国7地区で開催されたツアートライアルを締めくくる大会となった中国四国大会。参加者は過去6大会の結果を元として、時にロジカルに時にオカルトにデッキを作成し、最後の戦いへと挑みました。そんな今大会からは、7勝3敗で見事権利を獲得した沼田隆行プロのデッキをご紹介します。
なお、前回同様、デッキ使用者の方にインタビューしたわけではなく、中の人の独断と偏見に基づいたデッキ紹介となりますので、ご注意ください。


<ツアートライアル中国四国前夜祭レポート>

ツアートライアル中国四国の前日であり、博多ではツアートライアル九州沖縄が開催されているさなかとなる10月18日(土)、ゲーマーズ岡山店様にお願いしてスペースを用意していただき、ツアートライアル中国四国前夜祭を開催しました。早い時間に訪れた高校生たちや、遅い時間に訪れた大阪からの遠征チームなど、様々な人が入れ替わり立ち代り8名(中の人除く)ほどの人が参加して、終始和やかなムードの中、ディメンション・ゼロを楽しみました。
そして、D-0中の人村瀬によるスタッフガンスリンガー大会ですが、九州四国大会の運営をしていたため、斉藤にデッキを託す形となりました。気になる代打斉藤の結果は、かなりの数の対戦をこなしてわずかに2勝。「あんなデッキでよく勝てるなぁ」と言われてしまいました。クセのあるデッキを使っていることは自覚していますが、不本意な言われようなので、今度使い方をしっかりと説明しようかと思います。


<注目デッキ紹介>

まずはデッキレシピですが、以下のようになります。

弾数 カードNo カード名称 枚数
メインデッキ
■赤 ユニット
I-4 007 ステルス・スナイパー 3
■赤 ストラテジー
II-2 019 ニトロ・カタパルト 3
■黒 ユニット
I-4 027 イビルアイ・ドライバー 3
II-1 041 殺意の魔煙キラー 1
II-2 024 ザ・ハーブス 3
II-2 025 イビルアイ・ソルジャー 3
II-4 026 ナイトベア 2
III-1 031 殺意の魔煙キラー 2
■黒 ベース
II-2 032 お菓子の家 3
II-2 037 禁断の病棟 3
■黒 ストラテジー
I-1 071 毒蛇のひと噛み 3
II-1 074 失恋の痛み 3
■赤黒 ユニット
III-2 082 忍び寄るブラックエッジ 2
III-4 071 影を縫うミッドナイトエッジ 3
■赤黒 ベース
III-4 075 アサルト・フォートレス 3
合計枚数 40

サイドデッキ
■赤 ユニット
III-2 010 魔甲ドーザー土竜 2
■赤 ストラテジー
II-4 017 火事場泥棒 2
■黒 ユニット
II-4 026 ナイトベア 1
III-2 020 メロー・カード 2
■黒 ストラテジー
II-2 040 因果律の抜け道 1
III-3 028 ノーライフ・アーミー 2
合計枚数 10


ツアートライアル中国四国大会にて沼田プロが使用したデッキになります。
前夜祭の話ではありませんが、非常にクセのあるデッキとなっています。
このデッキの基本となるコンボは2つ。「イビルアイ・ソルジャー」を出したうえで次々とベースをセットして相手の4コスト以下のユニットを除去するというものと、セットしたベースをコストにして「ザ・ハーブス」の効果を次々と起動するというものになります。
そしてこれら2つの効果をサポートしているのが、「アサルト・フォートレス」です。「ザ・ハーブス」と合わせることで、「アサルト・フォートレス」をセット→「ザ・ハーブス」の効果起動→コストとして墓地に落とした「アサルト・フォートレス」を回収、という一連の流れを行なえるようになり、これによってわずか5コストで、手札消費することなく相手の手札を2枚捨てさせることができます。また、「アサルト・フォートレス」は自身をコストとして捨札できるうえに墓地から回収して何度も使いまわせるので、「イビルアイ・ソルジャー」の効果も安定して使うことができます。
このデッキではこれら2つのコンボを相手によって使い分け、ラッパビートのような速いデッキ相手には「イビルアイ・ソルジャー」で相手のユニットを片っ端から迎撃し、ドラゴンデッキのような遅いデッキ相手には「ザ・ハーブス」でハンデスしたうえで「忍び寄るブラックエッジ」「ニトロ・カタパルト」で攻撃するというのが基本スタンスです。また、赤黒で構成されているため、ラルフデッキ相手に刺さる「影を縫うミッドナイトエッジ」を採用できるほか、黒の優秀な除去を多数積むことができるのも魅力の1つです。
また、このデッキは最序盤で普通のデッキに見えるのも特徴です。置くエネルギーによってはブレマスデッキや赤黒ドラゴンデッキに見せかけられるため、上手くいけば相手の重要になるはずの手札をエネルギーに置かせることができる可能性もあります。
そのためこのデッキは、メタデッキに対抗するための様々なコンボと地雷デッキ特有の相手に動きを悟らせない動きで相手を翻弄することができる反面、ユニット数が22枚でベースは9枚という極端なデッキ構成をしており、非常にピーキーでクセの強いデッキと言えるのではないでしょうか。



文責:D-0中の人 村瀬



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