ディメンション・ゼロ グランプリ-2- レポート その2
遊宝洞 中村聡

※本文中に筆者がカード名を誤解していたため不適切な解説文がありました。お詫びして修正いたします。


3. 本戦で見かけたユニークなデッキ
 実はこのコーナーのためにデッキレシピの束に目を通す瞬間が、グランプリ最大の楽しみであったりします。賞金のかかったトーナメントだけに、「ルドルフゲート」や「歌劇場」など特定の有力デッキに偏るのは当然の結果ではあるのですが、今回ももちろん孤高のローグ・デッキ・デザイナーたちは存在しました。何人かの方がチャレンジしていた、赤青「ホリプパ&スムレラ夢の二大スターオンステージデッキ」や蛙団結、武田晶吾さんの青緑黒「新魔女&歌声の魔方陣」デッキなどなど、魅力的なデッキがたくさんあったのですが、その中から今回はお二方のデッキを紹介させていただきます。(例によってデッキ名は中村が勝手につけさせていただいております。)

吉田拓矢さん 青黒「変身エビライダー」デッキ
[メインデッキ]
17 エビシーフ
3 エビマジシャン
3 エビライダー
3 ハイタイドセイコー
3 海底都市アトランティス
3 バードマン・ソウル
3 シャドー・ソウル
3 計画的な未来
2 パラドクス・ストーム

[サイドボード]
3 リセット・コマンド
3 ツイン・ヴォーテックス
3 蜃気楼の都市
1 海神の揺り籠

  根強いコア・ファンの人気を誇るメタルロブスターを中心とした、エビデッキです。紹介する側としてもレシピを書くのが簡単なのが良いですな。多くの方が「エビライダー」の勇士に惹かれて研究し、涙を呑んであきらめてきたデッキかと思いますが、吉田さんはグランプリ本戦にまで連れてきてくれました! まさにエビ好きの鏡といえるでしょう。
 デッキの性能も決してファンデッキなどとあなどれないものがあります。もちろん「瘴気の渓谷」など苦手なカードは存在しますが、大量のエビシーフにより安定したビートダウンと手札補充を約束され、「計画的な未来」により「ソウル」率アップにも成功しています。理想的に回れば、プラン作成→プランから「バードマン・ソウル」を使用→プランに「エビシーフ」登場→手札から敵「タイガーアイ」に「エビシーフ」をプレイ→プランゾーン効果でエビシーフを手札に加え次のプランをめくるとなぜか「シャドー・ソウル」がめくれて「タイガーアイ」を撃破! なんてことも不可能ではない。まさに夢と実力を兼ね備えたストロングスタイルのエビデッキです。

河出利哉さん 真赤単「8ソウル・ドラゴン」デッキ
[メインデッキ]
3 ライトニング・スナイパー
3 神速の魔炎ブラスト
3 爆砕の魔炎バーン
3 ウーゴ・ウゴルグ
3 ボマー・メイデン
3 秋の風スムレラ
3 シャイニングテイル・ドラゴン
3 メテオブリンガー・ドラゴン
2 剣士道場
3 歴戦の城砦
3 全軍突撃
3 チャレンジャー・ソウル
3 ルビー・ソウル
2 ドラゴン・ソウル

[サイドボード]
2 プラズマ・ライフル
2 ウンバ・ウンバ
3 シャイニング・ダーツ
3 特攻戦鬼韋駄天丸

 このデッキに対して多くを語る必要があるでしょうか?
 これぞ男の中の男のデッキ。歴代赤王様も臣下の鏡として褒め称えてくださること間違いなしのデッキです。惜しみなく投入された6枚のドラゴン、5枚の強化ベース、そして、「バードマン・ソウル」が入っていないのに8枚も投入された各種ソウルの嵐。その志の高さは明らかです。「歴戦の城砦」の上で、「ドラゴン・ソウル」と「全軍突撃」の支援を受けた「シャイニングテイル・ドラゴン」が敵ユニットたちを次々と踏み荒らし、1ターンでなんだかよくわからない数のスマッシュをたたき出す。そんな負け方なら仕方ない、いやむしろ負けたいと思わせる熱い熱いデッキではありませんか。
 残念ながら河出さんと直接お話しする機会はもてませんでしたが、グランプリ本戦という誇り高き戦場で高い志を達成されたに違いないと堅く信じる次第であります。


さて、最終回となる次回は、対戦レポートです。今回は申し訳ありませんが取材スケジュールの都合でベスト8以降のみとなります。楽しみにお待ちください。




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