ディメンション・ゼロ ユーザーズリポート

タイトル名:GP6決勝トーナメントレポート

 
P.N:Lumier
種別:レポート
更新日:2007年
7月25日
 読者の皆様はじめまして、仙台で空いた時間を見つけては練習する日々を送っております、一プロプレイヤーのLumierと申します。

これまでは、地方暮らしゆえ、トッププレイヤー同士の対戦を見る機会にめぐまれませんでした。今回、決勝トーナメントでユーザー記者を募集するという話を聞き、良い機会だと思い応じさせていただいた次第です。

何分初めてのことですので、至らぬ点も多々あることをお許し下さい。
なお、本レポートは、棋譜と、試合の流れの概要を述べた文章を、交互に織り交ぜて書かせていただきます。
時間に余裕がなく、手っ取り早く流れだけ知りたい方は、棋譜は飛ばして概要だけお読みになることをお勧めいたします。
それでは、早速本文の方に移らせていただきます。

※注 概要に関して
1.ターン数の表記は、先攻プレイヤーの最初のターンを「1ターン目」、後攻プレイヤーの最初のターンを「2ターン目」、先攻プレイヤーの2度目のターンを「3ターン目」…という風に表記する。
2.初出のカード名は正式名称を、既出のカード名は略称を原則用いる。適切な略称がない場合や、はじめから略称を用いても理解に支障がないと判断される場合には、この限りではない。

※注 棋譜に関して
1.略号一覧
P=プラン
Z=ゾーン
エネ=エネルギー
P作成=プランゾーン作成
P更新=プランゾーン更新
なお、P作成、P更新により表向きになったカードに関しては、「P作成→○○」のように表記する。
2.スクエアの表記に関して

   後攻
  1 2 3
  4 5 6
  7 8 9
   先攻

ベースのプレイ位置は、バトルスペースのスクエアの表記を用いて記す。
例:「1−4−7のラインに【バイオブラスター】プレイ」

3.一度出たカード名に対しては、適宜略称を用いる。
4.メモがとれていず、実際の状況が分らなかった部分に関しては、(メモ紛失)と表記する。
5.「放棄」は、原則アクティブプレイヤーのもののみを書く。ただし、スタックが多く積まれて、書くと逆に分かりづらくなると判断される場合には、省略する。
6.主語のない行動はアクティブプレイヤーのもの。
また、行動者が変わる場合には主語を明示する。
7.呼声ユニットをコストとしてフリーズしても、その旨は明記しない。
8.何かのスタックが解決される前に行われる行動の表現には、「スタックして」という言葉を用いる。
9.以上は原則であり、場所によってはこれらに逸するものがあることをご容赦頂きたい。




1回戦 寺田プロ vs 岡西プロ

1本目(岡西プロ:緑赤ビートダウン 寺田プロ:白青グラシア

決勝トーナメント1回戦、寺田プロと岡西プロの対戦。1本目は、岡西プロの先攻で始まった。

1T(岡西プロ):【爆砕の魔炎バーン】をエネに。 P作成→【小さくて大きな力】。 放棄。
2T(寺田プロ):【犬闘士ボクサー】をエネに。 P作成→【ペガサス・ポニー】。 放棄。
3T(岡西プロ):【タマゴ・ドリアード】をエネに。 P作成→【小力】。 PZの【小力】プレイ。 P作成→【ノヴァ・コマンド】。放棄。
4T(寺田プロ):【深淵竜ブルーミスト】をエネに。 放棄。
5T(岡西プロ):【ステルス・スナイパー】をエネに。 P作成→(メモ紛失)。 放棄。 寺田プロ、3に【海底牧場の魔女】プレイ。 岡西プロ、P更新→(メモ紛失)。 放棄。
6T(寺田プロ):【五つ星シェフ】をエネに。 P作成→【犬闘士チワワ】。 PZの【チワワ】を1にプレイ。 放棄。
7T(岡西プロ):【小力】をエネに。 放棄。
8T(寺田プロ):【チワワ】をエネに。 P作成→【チワワ】。 PZの【チワワ】を2にプレイ。 放棄。 岡西プロ、【カオスビースト・ナインテイル】を7にプレイ。 放棄。

序盤、岡西プロは、呼声ユニットをプレイすることができず、苦しい展開。4エネ溜めてやっとプレイしたユニットは、手札からの【ナインテイル】であった。

一方の寺田プロは、【海底牧場の魔女】をプレイし、プランから2ターン連続で【犬闘士チワワ】をプレイすることに成功。明暗の分かれた序盤戦となった。

9T(岡西プロ):【バーン】をエネに。 P作成→【タマゴ・ドリアード】。 PZの【タマゴ】を8にプレイ。
10T(寺田プロ):(メモ紛失)をエネに。 【海底牧場】を6へ移動させる。 放棄。 スマッシュはなし。
11T(岡西プロ):【魔甲バイク餓狼】をエネに。 【ナインテイル】を4に移動させる。 放棄。 寺田プロ、【機械竜ドルチェ】を3にプレイ。 岡西プロ、【ナインテイル】を1へ移動させる。 【チワワ】とバトル、解決。 1の【チワワ】が墓地へ。 岡西プロ、【ナインテイル】を2へ移動させる。 【チワワ】とバトル、解決。 2の【チワワ】、および【ナインテイル】が墓地へ。 放棄。
12T(寺田プロ):【犬闘士テリア】をエネに。 P作成→【サイバー・チェイス】。 【ドルチェ】を2→5→8と移動させ(このとき【ドルチェ】に闘気カードが置かれる)、【タマゴ】とバトル。 解決。 8の【タマゴ】が墓地へ。 放棄。 スマッシュはなし。
13T(岡西プロ):【ナインテイル】をエネに。 P作成→【ステルス・スナイパー】。 PZの【ステルス】を7にプレイ。 6000ダメージは6の【海底牧場】に。 解決。 6の【海底牧場】が墓地へ。 放棄。
4T(寺田プロ):【海底牧場】をエネに。 放棄。 8の【ドルチェ】でスマッシュ。

中盤より、寺田プロの方が動きを見せ始める。

まずは、【海底牧場】を1歩前進させ、自軍エリアに空きを作る。続く岡西プロのターンで、【機械竜ドルチェ】を後ろにプレイ。これにより、寺田プロのエネはフルフリーズとなり、2体の【チワワ】を【ナインテイル】で撃破されてしまうも、返しで、既に出ていた岡西プロの【タマゴ・ドリアード】を【ドルチェ】で踏み、アドバンテージを取り返す。

【ドルチェ】で制圧されつつある状況だが、なんとか攻めの糸口をつかみたい岡西プロ。プランを作成したところ、めくれたのは【ステルス・スナイパー】。 並のユニットであれば、能力も合わせての10500ダメージに耐えることはできないが、バルクのついた【ドルチェ】の前では、6000ダメージを与えることができないため、ただの4500ユニットに過ぎない。【ドルチェ】の左にプレイし、【海底牧場】を除去するものの、【ドルチェ】を除去できないために、やや苦しそうである。

返しのターン、寺田プロはエネをセットしてそのまま優先権放棄。【ドルチェ】で1スマッシュを与えた。残るは7エネ。狙いは何であろうか。

15T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【ノヴァコマ】。 放棄。 寺田プロ、【機械竜グラシア】を1にプレイ。  岡西プロ、P更新→【夜を照らす灯チュプ】。 P更新→【バードマン・ソウル】。 PZの【バドソ】プレイ。 PZに【ナインテイル】がめくれる。 PZの【ナインテイル】を9にプレイ。 放棄。
16T(寺田プロ):【深淵竜翻る】をエネに。 放棄。 8の【ドルチェ】でスマッシュ。

岡西プロのターン、1プラン作成してから優先権放棄すると、出てきたのはやはり【機械竜グラシア】。因みにこの時の寺田プロの手札は、【グラシア】が2枚、【ペガサス・ポニー】が1枚であった。まず負けない、盤石の態勢と言っていいだろう。

岡西プロ、プランを更新し、【バードマン・ソウル】を掘りあて、これをプレイ。プランにめくれたナインテイルをプレイし、ターンを終える。

寺田プロのターン、またも、エネをセットしただけで終える。再びドルチェでスマッシュ。これで岡西プロのスマッシュは2。挽回のチャンスはあるのだろうか。

17T(岡西プロ):【バドソ】をエネに。 P作成→【バーン】。 P更新→【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】。 PZの【蜘蛛の巣】を8にプレイ。 【ドルチェ】とバトル。 バトル中に、7の【ステルス】と9の【ナインテイル】をフリーズさせ、1の【グラシア】を対象に【ノヴァコマ】をプレイ。 寺田プロ、スタックして【ドルチェ】の闘気カードをコストに【グラシア】の効果をプレイ、対象は【グラシア】。 【ノヴァコマ】解決。 バトル解決、【蜘蛛の巣】が墓地へ。 放棄。 寺田プロ、2に【グラシア】プレイ。 放棄。
18T(寺田プロ):【ボクサー】をエネに。 【ドルチェ】を9へ移動させる。 【ナインテイル】とバトル、解決。 9の【ナインテイル】が墓地へ。 寺田プロ、1の【グラシア】を4へ移動させる。 2の【グラシア】を5へ移動させる。 放棄。 9の【ドルチェ】、4の【グラシア】、5の【グラシア】でスマッシュ。 岡西プロのスマッシュが7枚になり、寺田プロの勝ち。

迎えた岡西プロのターン、プランは【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】。自軍エリアに居座る【ドルチェ】にぶつけ、バトルに入ったところで、ここまで温存していた、【ノヴァ・コマンド】をプレイ。【ステルス】と【ナインテイル】をフリーズし、対象は【グラシア】。もちろん、【ドルチェ】のバルクをコストに、【グラシア】の能力を起動されることで、防がれてしまうのだが、【ドルチェ】のバルクをはがさせることができるのである。バルクさえはがれれば、ドルチェの残りパワーは3000になり、撃破も容易くなる、というものだが…。

バトルを解決し、【蜘蛛の巣】の効果も合わせ、4エネ残った状態の岡西プロの次の一手は、
「優先権放棄」。寺田プロが何もしなければそれでよし、何かすれば、その隙に【ドルチェ】を撃破する心づもりだったのだろうか。

放棄を受けての寺田プロの一手は、もう1体の【グラシア】プレイ。きちんと白1エネ残り、【ポニー】がプレイできる状態である。恐らく悟ったのであろう、岡西プロは再度優先権放棄。そして寺田プロのターン、【ポニー】を握っている以上、警戒すべきものも特にない。【グラシア】2体を前進させることで、【ドルチェ】と合わせ、スマッシュ5点入れられる状態を作る。

岡西プロ、これを迎え撃つ手段なく、寺田プロの勝利となった。



2本目(岡西プロ:白黒グラシア幽霊屋敷 寺田プロ:緑黒赤スターフルーツ )

2本目、岡西プロは先攻を選択。

1T(岡西プロ):【悪魔竜蠢く】をエネに。 放棄。
2T(寺田プロ):【イビルアイ・ドライバー】をエネに。 放棄。
3T(岡西プロ):【ペガサス・ポニー】をエネに。 P作成→【失恋の痛み】。 放棄。
4T(寺田プロ):【バイオブラスター】をエネに。 【失恋】プレイ。 岡西プロの手札にあった【真夜中のダンスパーティー】を墓地へ。
5T(岡西プロ):【陽気な墓場】をエネに。 P作成→【失恋】。 PZの【失恋】プレイ。寺田プロの手札にあった(メモ紛失)を墓地へ。 放棄。
6T(寺田プロ):【妖魔の勇者】をエネに。 【大巨人クレーター・メーカー】を5にプレイ。【クレーター】の効果により、岡西プロのエネZの【悪魔竜蠢く】が墓地へ。 放棄。
7T(岡西プロ):【陽気な墓場】をエネに。 P作成→(メモ紛失)。 放棄。
8T(寺田プロ):【カオスヘッド・ドラゴン】をエネに。 P作成→(メモ紛失)。 放棄。
9T(岡西プロ):【犬闘士チワワ】をエネに。 (以下メモ紛失)寺田プロ、【誕生の宴】をプレイ。 放棄。
10T(寺田プロ):【絶望の暗闇】をエネに。 P作成→【バイオ・ブラスター】。 P更新→【食物の連鎖】。 PZの【食物の連鎖】プレイ。 放棄。
11T(岡西プロ):【犬闘士フェンリル】をエネに。 P作成→【ドライバー】。 P更新→【機械竜グラシア】。 P更新→(メモ紛失)。 放棄。
12T(寺田プロ):【ステルス・スナイパー】をエネに。 放棄。

序盤は、コントロール同士の戦いらしく、どちらもユニットを展開することはなく、ひたすら手札やプランからストラテジーを使用するにとどめる。

寺田プロの【失恋の痛み】は、岡西プロの【真夜中のダンスパーティー】を落とす。これは、次のターンに【大巨人クレーター・メーカー】を投下するための布石でもあったのだろう。【食物の連鎖】、【誕生の宴】も、【犬闘士チワワ】等に妨害されることなく使用し、大量のエネルギー差がついたところで、寺田プロが早速動きを見せる。

なお、途中岡西プロも【失恋】を使用しているのだが、何を落としたかまでは把握できなかった。分かっているのは、落とされた後の寺田プロの手札が、【時空を歪める者シュレーゲル】、【絶望の連鎖】、【クレーター】、【宴】であったことだけである。どうやら、寺田プロの手札には【クレーター】よりも脅威となりうるものが存在していたようだ。

13T(岡西プロ):【犬闘士テリア】をエネに。 P作成→【陽気な森】。 1−4−7のラインにPZの【陽気な森】プレイ。 放棄。 寺田プロ、3に【時空を歪める者シュレーゲル】プレイ。 放棄。
14T(寺田プロ):(メモ紛失)をエネに。 P作成→【幻影王ルドルフ】。 PZの【ルドルフ】を2へプレイ。 放棄。 岡西プロ、3−6−9のラインに【陽気な墓場】プレイ。 放棄。
15T(岡西プロ):【陽気な森】をエネに。P作成→【陽気な幽霊屋敷】。 PZの【幽霊屋敷】を2−5−8のラインに。 【幽霊屋敷】の能力使用、解決、【グラシア】を2枚墓地から手札に加える。 【サイレント・ナイト】プレイ。 【陽気な森】、【幽霊屋敷】、【陽気な墓場】をベーススペースに置き、再度【幽霊屋敷】の能力使用、解決、【犬闘士ケルベロス】と【ポニー】を墓地から手札に加え、寺田プロの【シュレーゲル】と【ルドルフ】が墓地へ。
16T(寺田プロ):エネセットなし。 P作成→【絶望の暗闇】。 放棄。

寺田プロに8エネ残されて迎えた岡西プロのターン、中盤にきてやっと合体ベースのうちの1枚をプレイできた岡西プロの優先権放棄に対し、寺田プロが繰り出したのは【シュレーゲル】。【妖精竜スターフルーツ】を主軸にしたデッキにとって目障りな【チワワ】や【犬闘士ボクサー】を簡単に除去できるため、寺田プロにとっては実に頼もしいユニットであろう。一方、岡西プロにとっては、最優先の除去目標となる。

続くターンでも、寺田プロは【幻影王ルドルフ】を展開でき、寺田プロの優位は確定的に思われた。しかし、ここで、【陽気な幽霊屋敷】デッキの本領が発揮されることになる。

岡西プロのターン、プランから【幽霊屋敷】をプレイすることで、合体ベースが3枚場に揃う。残りはピッタリ4エネ。ここで、岡西プロは少考の後、【幽霊屋敷】を起動させる。回収ユニットは【機械竜グラシア】×2。序盤に、ひたすらプランを更新して、優良ユニットを墓地に落しておいたのが効いている。続いて岡西プロは【サイレント・ナイト】をプレイし、合体ベースを再び場に出し、起動。さしもの【シュレーゲル】、【ルドルフ】も、パワーを-10000されては生き残れるはずもなく、墓地へと送られる。2度目の起動で岡西プロが手にしたのは【ペガサス・ポニー】と【犬闘士ケルベロス】。手札は整った。あとは、エネルギーさえ揃えば、反撃に出ることができるだろう。

17T(岡西プロ):【ケルベロス】をエネに。 放棄。 寺田プロ、【シュレーゲル】を1にプレイ。 P作成→【グラシア】。 PZの【グラシア】を8にプレイ。 放棄。
18T(寺田プロ):(メモ紛失)をエネに。 P作成→【宴】。 P更新→【幸せはすぐ近くにある】。 【幸せ】プレイ、対象はエネZの【ブラスター】と墓地の【クレーター】。【 幸せ】解決。PZの【ブラスター】を2−5−8のラインにプレイ。 【ブラスター】の能力使用、対象は8のスクエアとエネZの【カオスヘッド】。 【ブラスター】解決。【カオスヘッド】と【グラシア】がバトル。 バトル解決。8の【グラシア】が墓地へ。【カオスヘッド】の誘発効果はどちらも実行せず。 放棄。 ターン終了時、【カオスヘッド】が墓地へ。
19T(岡西プロ):【幽霊屋敷】をエネに。 P作成→【ドライバー】。 放棄。
20T(寺田プロ):【妖精竜スターフルーツ】をエネに。 放棄。岡西プロ、【失恋】プレイ。 寺田プロの手札【ブラスター】、【スターフルーツ】、【絶望の暗闇】のうち、【ブラスター】を墓地へ。 P作成→【シュレーゲル】。 放棄。
21T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【フェンリル】。 放棄。
22T(寺田プロ):エネセットなし。 放棄。岡西プロ、【グラシア】を8にプレイ。 P作成→【絶望の連鎖】。 放棄。
23T(岡西プロ):【フェンリル】をエネに。 【グラシア】を7へ移動させる。 【グラシア】に闘気カードが置かれる。 放棄。 寺田プロ、【シュレーゲル】を2へプレイ。 【グラシア】を4→1へ移動させる。 1の【シュレーゲル】とバトル、解決。 1の【シュレーゲル】が墓地へ。 放棄。
24T(寺田プロ):【絶望の暗闇】をエネに。 2の【シュレーゲル】を5に移動させる。 誘発効果の対象は1の【グラシア】。 岡西プロ、スタックして1の【グラシア】に置かれた闘気カードをコストに【グラシア】の能力起動、対象は1の【グラシア】。 寺田プロ、【スターフルーツ】を1にプレイ、【グラシア】とバトル、解決。 1の【グラシア】が岡西プロのエネZへ。放棄。 5の【シュレーゲル】でスマッシュ。 ターン終了時、【スターフルーツ】の効果で【勇者】が2に置かれる。

しかし、寺田プロもそう簡単には優位を譲らない。以下は、トッププレイヤー同士の、巧妙な駆け引きの応酬が続いていくことになる。

寺田プロ、あり余るエネルギーを生かして、もう1体のシュレーゲルをプレイ。岡西プロがプランから展開した3枚目の【グラシア】に対しては、【幸せはすぐ近くにある】で、序盤にエネに埋めた【バイオ・ブラスター】を回収し、【カオスヘッド・ドラゴン】を投げつけることで対応。岡西プロは、ここで【ポニー】を使って【グラシア】を守ることもできたが、あえて守らず、素直に【グラシア】を墓地へ置く。

岡西プロ、【失恋】で寺田プロの手札を確認した後、【グラシア】をプレイ。寺田プロが3体目の【シュレーゲル】を展開した隙に、既に出ていた方の【シュレーゲル】を踏みにかかる。寺田プロも、これに対して無策であったわけではなく、自分のターンで、【シュレーゲル】を歩かせることで、【グラシア】のバルクを使わせた後、【スターフルーツ】をぶつけて対応。ここでも、岡西プロは【ポニー】を使って相討ちにとることもできたのだが、敢えて使わず、一方的にやられることを選択。こうして場に残った寺田プロの【スターフルーツ】だが、後から考えると、これは岡西プロの策略だったのかもしれない。

25T(岡西プロ):(メモ紛失)をエネに。 P作成→【犬闘士ボクサー】。 【悪魔竜蠢く】をプレイ、対象は2の【勇者】。 【悪魔竜蠢く】解決、【勇者】が寺田プロのエネZに置かれる。PZの【ボクサー】を5にプレイ、【シュレーゲル】とバトル、解決。 5の【シュレーゲル】と【ボクサー】がそれぞれのオーナーのエネZに置かれる。 放棄。 ターン終了時、【スターフルーツ】の効果で【ケルベロス】が8に置かれる。
26T(寺田プロ):エネセットなし。 1の【スターフルーツ】を4へ移動させる。 放棄。岡西プロ、9に【チワワ】プレイ。 放棄。 4の【スターフルーツ】でスマッシュ。 ターン終了時、【スターフルーツ】の効果で3に【スターフルーツ】、3の【スターフルーツ】の効果で1に【勇者】が置かれる。
27T(岡西プロ):エネセットなし。 【チワワ】をフリーズさせることで8の【ケルベロス】を5へ移動させる。 放棄。 【ケルベロス】でスマッシュ。 ターン終了時、【スターフルーツ】の効果で8に【グラシア】、7に【ボクサー】が置かれる。
28T(寺田プロ):エネセットなし。 放棄。 岡西プロ、【ダンスパーティー】をプレイ。対象は4の【スターフルーツ】。 解決。 4の【スターフルーツ】がエネZへ。 3の【スターフルーツ】を6へ前進させる。 放棄。 6の【スターフルーツ】でスマッシュ。
29T(岡西プロ):エネセットなし。 【チワワ】をフリーズさせることで5の【ケルベロス】を2へ移動させることを宣言。 寺田プロ、スタックして【カオスヘッド】を5にプレイ。 【ケルベロス】とバトル、解決、【カオスヘッド】はエネZへ。 カオスヘッドの誘発効果により、6000ダメージを【グラシア】と【ケルベロス】に(メモ紛失)ずつ振り分ける。 解決。 【ケルベロス】がエネZへ。 【グラシア】を5→8へ、【ボクサー】を7→4→5→6→3へ移動させ、放棄。【グラシア】と【ボクサー】でスマッシュ。寺田プロのスマッシュが7枚になったため、岡西プロ勝利。



【スターフルーツ】から大型が展開され始め、苦しいように思われた岡西プロのターン。
ここで、1発目のプランでめくれた【ボクサー】が、この試合の流れを物語っていたのかもしれない。

まずは、【悪魔竜蠢く】で、【シュレーゲル】の後ろに控えていた【勇者】を除去。続いて、プランゾーンの【ボクサー】を【シュレーゲル】にぶつけ、【シュレーゲル】も撃破。そして、【スターフルーツ】の効果で【ケルベロス】をエネZから呼び出す。
寺田プロは、【スターフルーツ】でスマッシュした後、もう1体【スターフルーツ】を出し、【スターフルーツ】の後ろに勇者を配置。前進した【スターフルーツ】をユニットをぶつけることで倒そうとすれば、【勇者】によりエネルギーを縛られてしまう。見事な陣形である。
岡西プロは、【ケルベロス】を前進させ、スマッシュを与えるのみ。しかし、ターン終了時に【グラシア】と【ボクサー】を出し、反撃の準備を整える。

寺田プロのターン、何もしないまま優先権放棄。飛んでくる【ダンスパーティー】。これは読み筋であっただろう。後続として控えていた【スターフルーツ】を前進させ、6スマッシュ目を与える。寺田プロの残りエネは11、手札には【ブラスター】、【カオスヘッド】、【ドライバー】。一見すると【カオスヘッド】をプレイすると【ドライバー】がプレイできなくなるように思われるが、【カオスヘッド】を中央投下したならば、エネZに行くため、エネが1増える。即ち、11−8+1=4となり、【ドライバー】がプレイできるのである。

迎えた岡西プロのターンは、詰めるにも守るにも難しい局面であった。以下に再現図を載せる。

寺田プロ
1 2 3
4 5 6
7 8 9
岡西プロ

寺田プロのユニットは、1に【勇者】、6に【スターフルーツ】。手札3枚、残りエネ11、被スマッシュ2。
岡西プロのユニットは、7に【ボクサー】、8に【チワワ】、5に【ケルベロス】、9に【チワワ】。
手札4枚ほど、残りエネ15ほど、被スマッシュ6、残デッキ枚数4。
互いにベースは張っていない。

実戦では、【ケルベロス】、【チワワ】をフリーズさせることで移動を宣言→スタックで【カオスヘッド】を5にプレイ→【カオスヘッド】のダメージ割り振りにより【ケルベロス】撃破→【グラシア】を8へ、【ボクサー】を3へ進めてスマッシュ、で岡西プロの勝利となった。なお、【カオスヘッド】のダメージの割り振り方に関しては、聞き取れなかったので分からずじまいだった。この局面を検討する上で大事な情報であるので、ジャッジの方に聞いておくべきであったと思う。

この局面は、【カオスヘッド】のダメージの割り振り方や、岡西プロの残白エネ数で、勝敗が変化していたであろう場面である。岡西プロはここまで【ポニー】を温存してきているが、【ポニー】を使用すれば、その分移動回数が減る。そこに、守りきる道があったかもしれない。



3本目(寺田プロ:緑黒赤スターフルーツ 岡西プロ:緑赤ビートダウン

1勝1敗で迎えた3本目、寺田プロはBデッキを、岡西プロはAデッキを選択した。
お互い敗北を喫したデッキである。珍しい選択なのではないだろうか?
寺田プロは先攻を選択。

1T(寺田プロ):【カオスヘッド・ドラゴン】をエネに。 放棄。
2T(岡西プロ):【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】をエネに。 P作成→(メモ紛失)。 放棄。
3T(寺田プロ):【絶望の暗闇】をエネに。 P作成→【ステルス・スナイパー】。 P更新→【失恋の痛み】。 放棄。
4T(岡西プロ):【魔甲バイク餓狼】をエネに。 放棄。
5T(寺田プロ):【カオスヘッド】をエネに。 P作成→【大巨人クレーター・メーカー】。 【失恋の痛み】をプレイ。 岡西プロ、スタックして【夜を照らす灯チュプ】を3にプレイ。 【失恋】解決。岡西プロの手札の【小さくて大きな力】が墓地へ。 放棄。
6T(岡西プロ):【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】をエネに。 放棄。
7T(寺田プロ):【クレーター】をエネに。P作成→【妖魔の勇者】。 放棄。 岡西プロ、【タマゴ・ドリアード】を1にプレイ。放棄。
8T(岡西プロ):(メモ紛失)をエネに。 P作成→【幻惑のフェアリー】。 PZの【幻惑】を2にプレイ。 1の【タマゴ】を4へ移動させる。放棄。4の【タマゴ】でスマッシュ。

序盤、寺田プロは【失恋の痛み】を使用。岡西プロはスタックで【夜を照らす灯チュプ】を展開。【失恋】は岡西プロの【小さくて大きな力】を落とす。因みにこの時の岡西プロのその他の手札は、【タマゴ・ドリアード】、【ノヴァ・コマンド】、【魔甲バイク餓狼】であった。【小力】は、序〜中盤の展開時にも、終盤の詰め時にも有用な、強力なカード。早めに落としておきたいところであろう。

1本目と違い、序盤に呼声ユニットを展開できた岡西プロ、続くターンでは【タマゴ】を出し、更に次のターンでは【幻惑のフェアリー】をプランから展開しつつ、【タマゴ】を前進させ、早くも1スマッシュ目を入れる。

迎えた寺田プロのターンだが、実はここが最初の山場であった。寺田プロの手札には【バイオ・ブラスター】、エネルギーには【カオスヘッド・ドラゴン】があり、もし【ブラスター】が撃てれば、岡西プロのユニットを全滅させることができるのである。しかし、肝心の緑エネが1しかない上、手札に緑のカードは【ブラスター】しかない。もしこのターンで緑のカードを引かなければ、苦戦を強いられるどころか、このまま押し切られる 可能性さえあるのだ。
さて、寺田プロのドロー。念願の緑のカードは引けたのだろうか。

9T(寺田プロ):【妖精竜スターフルーツ】をエネに。 【バイオブラスター】を1−4−7のラインにプレイ。 【ブラスター】効果起動、対象は4のスクエアとエネZの【カオスヘッド】。 【ブラスター】効果解決、【カオスヘッド】と【タマゴ】がバトル。解決。【タマゴ】と【カオスヘッド】が墓地へ。【カオスヘッド】の誘発効果により、2の【幻惑】と3の【チュプ】に3000ずつダメージが与えらる。 解決。 【幻惑】と【チュプ】が墓地へ。 放棄。
10T(岡西プロ):【ノヴァ・コマンド】をエネに。 P作成→【クレーター】。 【クレーター】を5にプレイ。 【クレーター】の誘発効果により寺田プロのエネZの【絶望の暗闇】が墓地へ。 放棄。
11T(寺田プロ):【時空を歪める者シュレーゲル】をエネに。 P作成→【食物の連鎖】。 PZの【食物の連鎖】プレイ。 放棄。
12T(岡西プロ):【象砲手バルカン】をエネに。 P作成→【爆砕の魔炎バーン】。 PZの【バーン】を3にプレイ。 放棄。
13T(寺田プロ):【時空を歪める者シュレーゲル】をエネに。 P作成→【誕生の宴】。 PZの【宴】プレイ。 放棄。

ドローは【妖精竜スターフルーツ】。ビートダウン相手には有効と言えるカードではなく、エネに置くにはおあつらえ向きなカードである。勿論エネに置き、【ブラスター】起動。岡西プロのユニットが全滅する。

  岡西プロのターン、プランに【大巨人クレーター・メーカー】がめくれる。これは素直に中央投下、寺田プロのエネを削る。攻撃用のユニットを展開することはできなかったものの、迎撃のためのエネを削れたので、まずまずといったところか。

しかし、【スターフルーツ】デッキの一つの特徴に、豊富なエネ加速カードがある。減らされてもすぐに回復することが可能なのだ。寺田プロ、返しのターンのプランは【食物の連鎖】。エネ加速しつつ手札を増やせるのだ。中々良いプランである。

後続ユニットを求めての岡西プロのプランは、【爆砕の魔炎バーン】。後続にしては貧弱なように思われたが、岡西プロはこれをためらいもなくプレイする。 さらにエネ加速をし、寺田プロ側に緑1、黒2、赤1、計4エネ残った状態で迎えた岡西プロのターン。既に寺田プロのエネZには【カオスヘッド】が1枚、【時空を歪める者シュレーゲル】が2枚置かれており、【ブラスター】でコントロールする用意は整っている。その上、このターンの時点でも4エネ、つまり【ドライバー】か【ステルス】をプレイできるだけのエネが残っているのだ。以上のことからして、岡西プロの方は手詰まりであるように思えた。

しかし、ここで、決勝トーナメントならではの奇手が炸裂することになる。

14T(岡西プロ):エネセットなし。 【バーン】を6→9へと移動させる。 放棄。 9の【バーン】でスマッシュ。

15T(寺田プロ):【食物の連鎖】をエネに。 P作成→【ステルス・スナイパー】。 【ステルス】を9にプレイ。 【バーン】とバトル。 解決。 【バーン】が墓地へ。 放棄。  岡西プロ、【象砲手バルカン】を1にプレイ。 放棄。
16T(岡西プロ):【タマゴ・ドリアード】をエネに。 P作成→【バードマン・ソウル】。 PZの【バドソ】プレイ。 解決。 PZに【チュプ】が現れる。【餓狼】を2にプレイ。 【餓狼】の誘発効果により、エネZの【蜘蛛の巣】が裏向きになりスマッシュZへ。 【餓狼】リリース。【バルカン】を4へ移動させる。 【餓狼】を5→8へ移動させる。放棄。 寺田プロ、【絶望の連鎖】をプレイ。 対象は8の【餓狼】。解決。 8の【餓狼】が墓地へ。 岡西プロ、【バルカン】を7へ移動させる。 放棄。 スマッシュ。

【バーン】2歩前進。
これが、一見手詰まりに見えた局面を打破する、岡西プロの解答だった。
当然、【ドライバー】か【ステルス】で迎撃されるように思われたが、なんと、寺田プロ、岡西プロの優先権放棄を、あっさりと受けてしまう。実は、この時点で、寺田プロの手札には【ドライバー】も【スナイパー】も存在していなかったのである。
岡西プロは、寺田プロの手札を読みきっていたのだろうか?対戦後、この局面について、岡西プロに質問してみた。
「読み切っていたというか…。あそこは、ああするしかなかったんです。それに、【ステルス】等で迎撃されたとしても、【ステルス】は場に残り、プランから出てくる確率が下がるので、それはそれでいいんです。」
以上が、岡西プロの回答の要旨である。様々な要素を考慮した上で、自らの勝ち筋はこれしかないと信じ、それに賭けて打った一手、と言えるだろう。決勝という大舞台で、ここまで大胆な判断をすることができ、なおかつ、その判断を信じれるだけの度量がある。トッププレイヤーたる一つの由縁ではないだろうか。

続くターンでは、予め出しておいた【バルカン】と、手札に温存していた【餓狼】も使い、攻めにかかる。先ほど大胆な決断をしておきながら、ここでは、【餓狼】を奥まで進め、【バルカン】を中央に残して一旦優先権を相手に渡す、という、細かい所まで抜かりのないプレイングを行っている。【バルカン】の方を奥に進めた場合、当然寺田プロは【バルカン】を除去してくるだろう。そうなった場合、場に残るのは【餓狼】で、これは、手札から【ドライバー】や【ステルス】をぶつけられるだけで、倒されてしまう。
【餓狼】を奥に進ませれば、【餓狼】を除去するしかなくなり(それでも【バルカン】を除去した場合、岡西プロ側に2エネ残り、ユニットを展開できる余地が生まれるため、詰まれる公算が大きくなる)【バルカン】が場に残る。大胆かつ繊細、とはこのことを言うのでないだろうか。

17T(寺田プロ):(メモ紛失)をエネに。 P作成→【幸せはすぐ近くにある】。 PZの【幸せ】プレイ。 解決。 PZに【スターフルーツ】、エネZに【絶望の暗闇】が置かれる。PZの【スターフルーツ】を7へプレイ。 【バルカン】とバトル。 解決。 【バルカン】がエネZへ。 放棄。 ターン終了時、【スターフルーツ】の効果で【カオスヘッド】が8に置かれる。
18T(岡西プロ):エネセットなし。P作成→【ノヴァコマ】。 P更新→【幻惑】。 P更新→【拳闘戦鬼豪腕丸】。 【餓狼】を1へプレイ。 【餓狼】の誘発効果により、エネZの【蜘蛛の巣】が裏向きになりスマッシュZへ。 【餓狼】リリース。 【餓狼】を4へ移動させる。 放棄。 寺田プロ、【ステルス】を4へプレイ。 【餓狼】とバトル、解決。【餓狼】が墓地へ。 P作成→【バーン】。 寺田プロ、投了により岡西プロ勝利。

もちろん寺田プロも負けてはいない。【幸せはすぐ近くにある】から【スターフルーツ】を回収、【バルカン】にぶつけ、【バルカン】を除去。そして4エネ残った状態。今度は手札に【ステルス】もある。速攻ユニットが2体来ない限りは詰まれない状況である。そして、ここを凌げば、【スターフルーツ】から展開される大量の大型ユニットと、【ブラスター】のコントロール力で、守りきることができるはずである。

さて、岡西プロのターン。実質これがラストターンと言ってよいだろう。
数プランめくり、速攻ユニットにも【立ち向かう勇気】にもアクセスすることに失敗した岡西プロ、祈りをこめて【餓狼】を手札から出し、進軍させる。当然【ステルス】で迎撃される。
この時点で残りは6エネ。プランから【バーン】が来ない限り、敗北は決定する。
運命のプラン。
…【バーン】。
この瞬間、寺田プロは投了を宣言。岡西プロの準決勝進出が決定した。





準決勝(岡西プロvs脇田プロ

準決勝、私は岡西プロのBデッキ、幽霊屋敷グラシアに非常に興味があったので、岡西プロと脇田プロの対戦を見学することにした。

1本目(岡西プロ:緑赤ビートダウン 脇田プロ:黒単



1本目、先攻をとったのは岡西プロ。

1T(岡西プロ):【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】をエネに。 P作成→【象砲手バルカン】。放棄。
2T(脇田プロ):【イビルアイ・ドライバー】をエネに。 P作成→【失恋の痛み】。 放棄。
3T(岡西プロ):【魔甲バイク餓狼】をエネに。 放棄。
4T(脇田プロ):【サバトの祭壇】をエネに。 【失恋】プレイ。 岡西プロ、スタックして【夜を照らす灯チュプ】を7へプレイ。 【失恋】解決、岡西プロの手札の【バルカン】が墓地へ。
5T(岡西プロ):【カオスビースト・ナインテイル】をエネに。 P作成→【ナインテイル】。P更新→【小さくて大きな力】。 放棄。
6T(脇田プロ):【スパイク・ガールズ】をエネに。 P作成→【真夜中の狩人ミュラー】。 放棄。
7T(岡西プロ):【ステルス・スナイパー】をエネに。 P作成→【バードマン・ソウル】。 PZの【バドソ】プレイ。 PZとして【餓狼】が表向きになる。 PZの【餓狼】を9へプレイ。 P作成→【爆砕の魔炎バーン】。 放棄。
8T(脇田プロ):【サバトの祭壇】をエネに。 P作成→【失恋】。 PZの【失恋】プレイ。岡西プロの手札の【タマゴ・ドリアード】を墓地へ。 放棄。 ターン終了時、岡西プロの墓地の【ナインテイル】がデッキに戻る。
9T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【バルカン】。 PZの【バルカン】を8へプレイ。 放棄。
10T(脇田プロ):【失恋】をエネに。 P作成→【冥王の鉤爪】。 放棄。

先攻をとった上、3ターン目には【夜を照らす灯チュプ】を展開でき、7ターン目にはプランから【魔甲バイク餓狼】、9ターン目にはプランから【象砲手バルカン】と、順調にユニットを展開していく岡西プロ。

一方の脇田プロは、コントロール風の動きを見せ、【失恋の痛み】を2回使用することに成功する。
1度目は、【バルカン】、【カオスビースト・ナインテイル】、【ノヴァ・コマンド】の中から【バルカン】を、2度目は、【小さくて大きな力】、【ノヴァコマ】、【タマゴ・ドリアード】の中から【タマゴ】を落とした。
いずれも、パワーが大きく、【真夜中の狩人ミュラー】、【殺意の魔煙キラー】を1度当てただけでは倒すことはできない。
その辺りの倒しづらさを嫌って、のことかもしれない。

序盤に2度のハンデスを受けたことで、岡西プロは、早くも9ターン目にはエネルギーを置かないことを選択する。
ここまでは、互角か、岡西プロが若干先行している形である。

11T(岡西プロ):【蜘蛛の巣】をエネに。 P作成→【ステルス・スナイパー】。 P更新→【バドソ】。 PZの【バドソ】プレイ。PZとして【拳闘戦鬼豪腕丸】が表向きになる。 【小力】プレイ。 解決。 【バルカン】を5→2へ移動させる。 PZの【豪腕丸】を5へプレイ。 放棄。 脇田プロ、【殺意の魔煙キラー】を2へプレイ、2の【バルカン】とバトル。 バトル解決、【キラー】が墓地へ。 【ミュラー】を2へプレイ、2の【バルカン】とバトル。 バトル解決、【バルカン】と【ミュラー】が墓地へ。 【ミュラー】の効果により、【キラー】が墓地より手札に加わる。 岡西プロ、【餓狼】を6へ移動させる。 放棄。 脇田プロ、【キラー】を6へプレイ。 6の【餓狼】とバトル。 バトル解決、【キラー】と【餓狼】が墓地へ。 放棄。
12T(脇田プロ):【コルヴィッツの贈り物】をエネへ。 P作成→【バドソ】。 PZの【バドソ】プレイ、PZとして【シャウトする人形ナオ】が表向きになる。 P更新→【イビルアイ・ベイビー】。【真夜中のダンスパーティー】プレイ、対象は5の【豪腕丸】。 解決。 5の【豪腕丸】が墓地へ。【ベイビー】を1へプレイ。放棄。

中盤、岡西プロの11ターン目、早くも動きが見え始める。
このターン、最初のプランで【バードマン・ソウル】を掘りあて、プレイしたところ、めくれたのは【拳闘戦鬼豪腕丸】。
このままではエネルギーが足りないが、【小力】と【チュプ】を使い、中央ライン自軍エリアのバルカンを奥まで移動させれば、隊列召喚の条件を満たした上に、エネルギーは赤2が残る。即ち、【豪腕丸】を出すエネを除いても、【ノヴァコマ】が撃てるのである。【豪腕丸】を出せる公算は大きそうである。このチャンスを逃す手はない。岡西プロ、【バルカン】を1歩進めた後【小力】を使い、エネルギーをリリース。
続いて【チュプ】をフリーズさせ、緑1コストを支払い、【バルカン】を奥まで移動させることを宣言。脇田プロ、これに対し少考の後、【バルカン】移動を了承。どうやら脇田プロの方には、隊列召喚を妨害する手段はなかったようである。
そして出てくる【豪腕丸】。隊列召喚で出てきたため、脇田プロの被スマッシュが1になる。
このまま終わるのだろう、と思っていたが、実はそうではなかった。

脇田プロ、【キラー】を【バルカン】にぶつけ、更に【ミュラー】を【バルカン】にぶつける。【バルカン】を撃破
しつつ【キラー】を回収。脇田プロは、隊列召喚を妨害できる手段を持っていながら、あえて隊列召喚を行わせたのである。スマッシュを喰らえば、その分敗北に近くなるが、同時に、エネルギー加速という側面も持っている。むしろ隊列召喚をやらせた方が有利になる、と考えたのだろう。

岡西プロは、【餓狼】を前進させ、脇田プロに【キラー】を使わせ、ターンを終える。
脇田プロのターン、プランに【イビルアイ・ベイビー】がめくれる。【豪腕丸】にぶつけるのかと思いきや、脇田プロは手札から【真夜中のダンスパーティー】を豪腕丸にプレイ。これで、更にエネ加速に成功する。どうやらこれが脇田プロの狙いだったようだ。しかし、脇田プロのこの後のプランの巡りが酷かった。

13T(岡西プロ):【バーン】をエネに。 P作成→【チュプ】。 PZの【チュプ】を9へプレイ。 放棄。
14T(脇田プロ):エネセットなし。 P作成→【ベイビー】。放棄。 岡西プロ、【ステルス】を8へプレイ。 放棄。
15T(岡西プロ):【バドソ】をエネに。 【ステルス】を5へ移動させる。 放棄。 脇田プロ、【幽鬼の谷】を2−5−8のラインへプレイ。 岡西プロ、P作成→【ステルス】。PZの【ステルス】を8へプレイ。 【ステルス】の誘発効果により1の【ベイビー】の6000ダメージが与えられる。 解決。 【ベイビー】が墓地へ。 5の【ステルス】を4へ移動させる。 放棄。 スマッシュせず。
16T(脇田プロ):(メモ紛失)をエネに。 P作成→【ベイビー】。 P更新→【ダンスパーティー】。 P更新→【ダンスパーティー】。 【スパイク】を5へプレイ。 【スパイク】の効果で岡西プロの手札の(メモ紛失)が墓地へ。 【幽鬼の谷】の効果で【失恋】を墓地から手札へ加える。 【失恋】プレイ。 岡西プロの(メモ紛失)が墓地へ。 放棄。

後続ユニットを揃えていく岡西プロに対し、脇田プロは中央ラインに【幽鬼の谷】をプレイ。
【谷】を張った次のターン、脇田プロの1発目のプランは【ベイビー】。ビートダウンデッキに有効とはいえず、これを更新。次に見えたのは【ダンスパーティー】。これもまた不要なカード。更新。しかしまたも【ダンスパーティー】。3連続プランに失敗してしまう。

これを受けて脇田プロ、【スパイク・ガールズ】を【谷】ラインに投下、【失恋】を回収し即撃ち。これで岡西プロの手札は空になる。脇田プロのエネはフルフリーズとなり、バトルスペースには岡西プロのユニットが4体並んでいるが、それらは全て赤のユニット。そして、岡西プロの赤エネルギーはわずかに3しかない。詰めるには、移動するための赤エネルギーが足りない。【小力】があれば別だが、既に岡西プロに手札はない。【小力】にアクセスされ、なおかつ詰めるだけのエネルギーが残っている公算はかなり低い…はずだった。

17T(岡西プロ):【ナインテイル】をエネに。 P作成→【小力】。 4の【ステルス】を1へ移動させる。PZの【小力】プレイ。 8の【ステルス】を5→2へ移動させる。 9の【チュプ】を6→3へ移動させる。 1の【ステルス】、2の【ステルス】、3の【チュプ】でスマッシュ。 脇田プロのスマッシュが7枚になったので、岡西プロ勝利。

岡西プロのドローは【ナインテイル】。【小力】をトップデックされなかったことに一安心の脇田プロ。
しかし次の瞬間、まさかの光景を目にすることになる。
岡西プロ、プラン作成。めくれたのは【小力】。
【小力】を使い、3体のユニットが奥まで突っ込み、スマッシュ。
予想外に早い幕切れとなった。



2本目(脇田プロ:緑青赤変則勇者サイクロン 岡西プロ:白黒グラシア幽霊屋敷

脇田プロ、先攻を選択。

1T(脇田プロ):【妖精竜スターフルーツ】をエネに。 放棄。
2T(岡西プロ):【ペガサス・ポニー】をエネに。 放棄。
3T(脇田プロ):【深淵竜エメラルドティアー】をエネに。 P作成→【バイオ・ブラスター】。放棄。
4T(岡西プロ):【イビルアイ・ドライバー】をエネに。 放棄。
5T(脇田プロ):【ステルス・スナイパー】をエネに。 P作成→【エメラルドティアー】。 放棄。 岡西プロ、【失恋の痛み】プレイ。 脇田プロの手札の【ブラスター】を墓地へ。
6T(岡西プロ):【犬闘士テリア】をエネに。 P作成→【陽気な森】。 PZの【森】を3−6−9のラインへプレイ。 放棄。
7T(脇田プロ):【妖魔の勇者】をエネに。 P作成→【ステルス】。 P更新→【サンダー・ジャッカル】。 放棄。
8T(岡西プロ):【森】をエネに。 【犬闘士フェンリル】を3−6−9のラインへプレイ。放棄。

序盤は、通称「墓地効果ユニット」を引くことを嫌っての、ドロー調節(プランを作成し、「墓地効果ユニット」なら更新し、そうでないなら更新せず、次のターンに引くこと)が主となる。
プランの作成、更新以外には目立った動きを見せない脇田プロに対し、岡西プロは【失恋】を使用し、【コスモクエイク】、【ブラスター】、【ナインテイル】、【勇者】の中から、【ブラスター】を落としたり、【森】をプレイしたり、【森】のライン上に【フェンリル】をプレイしたりと、プランに助けられたこともあって、積極的に動いていく。

しかし、序盤に登場したこの【フェンリル】が、まさか終盤までの風向きを決定するとは、この時点で誰が予想しただろうか。
9T(脇田プロ):【ナインテイル】をエネに。 P作成→【スターフルーツ】。 P更新→【大巨人クレーター・メーカー】。 PZの【クレーター】を5へプレイ。 【クレーター】の誘発効果により、岡西プロのエネZの【ドライバー】が墓地へ。 放棄。
10T(岡西プロ):【花束を捧げる乙女】をエネに。 P作成→【ドライバー】。 P更新→【陽気な幽霊屋敷】。 PZの【幽霊屋敷】を2−5−8のラインへプレイ。 放棄。
11T(脇田プロ):【スターフルーツ】をエネに。 P作成→【食物の連鎖】。 放棄。
12T(岡西プロ):【犬闘士チワワ】をエネに。 P作成→【機械竜グラシア】。 P更新→【フェンリル】。 P更新→【陽気な墓場】。PZの【墓場】を1−4−7のラインへプレイ。 放棄。
13T(脇田プロ):【食物の連鎖】をエネに。 【大巨人コスモクエイク】を7へプレイ。 【コスモクエイク】の誘発効果により岡西プロのエネZの【犬闘士テリア】が墓地へ。 放棄
14T(岡西プロ):【墓場】をエネに。 P作成→【グラシア】。 放棄。
15T(脇田プロ):【エメラルドティアー】をエネに。 P作成→【カオスヘッド・ドラゴン】。放棄。
16T(岡西プロ):【ドライバー】をエネに。 放棄。 ターン終了時、岡西プロの墓地の【ドライバー】がデッキに戻る。
17T(脇田プロ):【カオスヘッド】をエネに。 P作成→【ジャッカル】。 放棄。
18T(岡西プロ):【悪魔竜蠢く】をエネに。 放棄。
19T(脇田プロ):【ジャッカル】をエネに。 P作成→【ステルス】。 P更新→【エメラルドティアー】。 放棄。
20T(岡西プロ):【犬闘士チワワ】をエネに。 放棄。

双方の動き方からして、20ターン目くらいまでは「序盤」と言って良いだろう。

この間も、脇田プロの行動は、ドロー調節が主となる。一方、岡西プロは、合体ベースを揃え、16ターン目に【グラシア】を引いてからは、プラン作成すらせずに優先権放棄を繰り返す。恐らく、脇田プロが下手に動けば【グラシア】を展開する心づもりだったのであろう。もちろん、決勝トーナメントまで上がってくるようなプレイヤーがそのようなミスを犯すはずもないが…。

ここまでに至る途中で、脇田プロは【コスモクエイク】をプレイしている。注目すべきは、その際の岡西プロの、エネルギーゾーンから墓地に置いたカードである。エネには【花束】があるにも関わらず、岡西プロは【テリア】を墓地に置いている。これが後々重要な意味を持ってくることになる。

21T(脇田プロ):エネセットなし。 P作成→【ブラスター】。 放棄。 岡西プロ、【グラシア】を1へプレイ。 脇田プロ、PZの【ブラスター】を1−4−7のラインへプレイ。放棄。
22T(岡西プロ):【グラシア】をエネに。 【フェンリル】を6へ移動させる。 【グラシア】の効果により6の【フェンリル】に闘気カードが置かれる。 【グラシア】を5へ移動させることを宣言。 脇田プロ、スタックして【ブラスター】の効果を使用。 対象は1のスクエアと【スターフルーツ】。 岡西プロ、スタックして【幽霊屋敷】の効果を使用。 解決。 【テリア】と【グラシア】を墓地から手札に加える。 7の【コスモクエイク】が墓地へ置かれる。【ブラスター】解決前に【テリア】を3へプレイ。 【ブラスター】対象不適正のため効果実行されず。 【グラシア】移動解決。 【グラシア】の効果により【グラシア】に闘気カードが置かれる。 放棄。 スマッシュはなし。

21ターン目、脇田プロのターンに、岡西プロ、【グラシア】をプレイ。それに対し、脇田プロ、プランゾーンから【ブラスター】を【グラシア】のいるラインにプレイ。ここから、いよいよ激しい中盤の攻防が始まることになる。

迎えた岡西プロのターン、まずは序盤に出しておいた【フェンリル】を前進させる。これは素直に通す脇田プロ。続いて、【グラシア】が【ブラスター】のラインからそれて横移動することを宣言。これにスタックして脇田プロ、【ブラスター】を起動させ、【スターフルーツ】を【グラシア】にぶつけようとする。
ここで遂に幽霊屋敷起動。先ほど墓地に落とした【テリア】(と【グラシア】)を回収し、【テリア】を【フェンリル】の後ろにプレイ。これで、【ブラスター】の効果は立ち消え、【グラシア】の移動が解決。
【グラシア】に闘気カードがつき、段々と場が整ってきた。

なお、もちろんこの【幽霊屋敷】の起動で、【コスモクエイク】も除去できている。【コスモクエイク】を落としただけでも、【テリア】で【ブラスター】の効果を立ち消えさせただけでも、大したアドバンテージにはならない。これら2つを同時に行うことで、【幽霊屋敷】起動に見合うだけのアドバンテージを得た、と言えるだろう。岡西プロはここまで、いやひょっとしたら更に先のことを、読んでいたのかもしれない。

なお、この時点での双方の手札は、
脇田プロ:【エメラルドティアー】×2、【ジャッカル】
岡西プロ:【サイレント・ナイト】、【真夜中のダンスパーティー】
であったことを付記しておく。岡西プロは、実に6ターン目から、【ダンスパーティー】を握り続けている。エネルギー破壊をされることよりも、【コスモクエイク】を出させる方が、後々アドバンテージを得ることができる、と考えてのことだろう。

23T(脇田プロ):【欲望の連鎖】をエネに。 P作成→【誕生の宴】。 P更新→【スターフルーツ】。 PZの【スターフルーツ】を7へプレイ。 放棄。
24T(岡西プロ):エネセットなし。 【サイレントナイト】をプレイ。 【森】が3−6−9のラインに、【幽霊屋敷】が2−5−8のラインに、【墓場】が1−4−7のラインに置かれる。 【真夜中のダンスパーティー】をプレイ。 対象は7の【スターフルーツ】。 解決。 7の【スターフルーツ】が墓地へ。 【ダンスパーティー】がエネZへ。 P作成→【幽霊屋敷】。 放棄。 6の【フェンリル】でスマッシュ。
25T(脇田プロ):【ステルス】をエネに。 P作成→【欲望の連鎖】。 P更新→【宴】。 P更新→【食物の連鎖】。 P更新→【宴】。 P更新→【センチネル・センチピード】。 PZの【センチ】を6へプレイ。 6の【フェンリル】とバトル。 解決。 【センチ】が墓地へ。 【センチ】の誘発効果がスタックに乗る。 対象は6の【フェンリル】。 岡西プロ、スタックして【グラシア】の闘気カードをコストに【グラシア】の効果使用。 対象は6の【フェンリル】。 解決。 【センチ】の誘発効果、解決。 実行されず。 脇田プロ、P作成→【ステルス・スナイパー】。 放棄。

それなりにアドバンテージをとられてしまったが、少なくとも脇田プロは、この交換を悪いものとは捉えていないように思われた。
なぜなら、【幽霊屋敷】を起動させることに成功したからである。【幽霊屋敷】の真に恐ろしいところは、実際に起動されることではなく、起動される余地を残されたまま行動されることにある。恐らく、このターンまでの脇田プロの真の狙いは、「【幽霊屋敷】を起動させること」にあった。その意味で、少なくとも作戦負けはしていないと考えられる。

しかし、飛んできてしまった【サイレント・ナイト】。想定されうる最悪のパターンだったのではないだろうか。
【サイレント・ナイト】をプレイしてから、岡西プロは、スマッシュを入れ始める。脇田プロ、なんとか盛り返したいところではあるが、プランが応えてくれない。プラン作成、更新を繰り返しても、めくれるのは【宴】や【欲望の連鎖】といった、【フェンリル】がいる状況では使うことすらできないカードばかり。 20ターン目までに落としておきたかったところだろうが、巡りが悪かったようだ。

26T(岡西プロ):【グラシア】をエネに。 【フェンリル】を9へ移動させる。 【グラシア】を5→8へ移動させる。 【テリア】を6へ移動させる。 脇田プロ、【グラシア】の効果により【テリア】に闘気カードが置かれるのにスタックして【ジャッカル】を6へプレイ。岡西プロ、スタックして【ポニー】を5へプレイ。 【ポニー】が【テリア】の下に闘気カードとして置かれる。 【ポニー】の誘発効果により、【テリア】がフリーズする。 【ジャッカル】のプレイ解決、【テリア】とバトル。 解決。 【ジャッカル】が墓地へ。 放棄。 【フェンリル】と【グラシア】でスマッシュ。
27T(脇田プロ):【エメラルドティアー】をエネに。 P作成→【コスモクエイク】。 P更新→【ブラスター】。 P更新→【ナインテイル】。 P更新→【センチ】。 PZの【センチ】を6の【テリア】へプレイ。 バトル、解決。 【センチ】が墓地へ置かれる。 【センチ】の誘発効果がスタックに乗る。対象は【テリア】。 岡西プロ、スタックして【フェンリル】の闘気カードをコストに【グラシア】の能力使用、対象は【テリア】。 【センチ】の誘発効果解決、実行されず。 脇田プロ、P作成→【コスモクエイク】。 P更新→【勇者】。 P更新→【カオスヘッド】。 P更新→【ジャッカル】。 脇田プロ、投了。 岡西プロの勝利となる。

26ターン目、岡西プロは1スマッシュ入れた状態から、一気に詰めに持っていこうとするが、【ポニー】の能力が仇となって、仕損じてしまう。【ポニー】をバルクにした場合、ユニットをフリーズさせる能力は「強制」であり、必ず、何か1体、リリース状態のユニットを対象に選ばなくてはならない。この時、脇田プロのコントロールしているユニットは1体もおらず、そのため、岡西プロは、自らのコントロールするユニットを1体、フリーズさせることになる。
このため、あと1点足りない状況が生まれる。

なんとか命をつないだ脇田プロ。しかし、頼みの綱の【ステルス】は既に2枚がエネにあり、1枚はスマッシュに落とされている。この状況を解決する手段はほぼ皆無といって良いが、それでも最後の希望を求めてプランをめくっていく。
【コスモクエイク】、【ブラスター】、【ナインテイル】…。やっと出てきた【センチ】も、【グラシア】の能力でバルクをはがすことにより対応されては、いかんともしがたい。
残り8エネルギーの段階で【カオスヘッド】がめくれるも、時すでに遅し。
更新、【ジャッカル】。
打つ手なしと見た脇田プロ、投了を宣言。岡西プロの勝利となった。





決勝(平見プロvs岡西プロ

2度目の大阪夏の陣の頂点を決める戦いが、始まろうとしている。
率直に言って、対戦が始まる前は、岡西プロが優勝すると考えていた。むしろ、確信に近かったと言ってもいい。
デッキ相性などを見て、ということではない。ただ単純に、これまでの対戦を見てきて、多くの好手・奇手を打っており、なおかつ、運も味方についている。負ける要素があるとは思えない、ということだ。
しかし、ディメンション・ゼロというゲームの奥深さ、そして、頂に登ることの難しさを、まざまざと見せつけられることになる。



1本目(岡西プロ:緑赤ビートダウン 平見プロ:青黒極ティアー)

1本目は、岡西プロの先攻、ということになった。
相手はコントロールデッキ、先攻をとれたのは僥倖と言っていいだろう。

1T(岡西プロ):【爆砕の魔炎バーン】をエネに。 プラン作成→【象砲手バルカン】。 放棄。
2T(平見プロ):【センチネル・センチピード】をエネに。 放棄。
3T(岡西プロ):【タマゴ・ドリアード】をエネに。 放棄。
4T(平見プロ):【流氷の大陸】をエネに。放棄。 岡西プロ、【幻惑のフェアリー】を7へプレイ。 放棄。
5T(岡西プロ):【バルカン】をエネに。 放棄。 平見プロ、【サイバー・チェイス】をプレイ。 解決。 【ギガンティック・スカルドラゴン】がPZとして表向きになる。 岡西プロ、【バルカン】を8へプレイ。 P作成→【ナインテイル】。 放棄。
6T(平見プロ):【真夜中のダンスパーティー】をエネに。 P作成→【海洋到達不能極】。 PZの【極】を3−6−9のラインへプレイ。 放棄。
7T(岡西プロ):【ナインテイル】をエネに。 P作成→【バーン】。 【バルカン】を5へ移動させる。 PZの【バーン】を8へプレイ。 放棄。 スマッシュはなし。
8T(平見プロ):【ギガンティック】をエネに。 放棄。

4ターン目には【幻惑のフェアリー】を展開し、続くターンでは【バルカン】をプレイでき、順調な滑り出しの岡西プロ。

一方平見プロは、【海洋到達不能極】を、まだ岡西プロのユニットの出ていないラインに張ったのみで、特に目立った動きを見せない。【極】や【パウダースノー】を警戒させる意味でも、大きくは動けないのであろう。

9T(岡西プロ):【拳闘戦鬼豪腕丸】をエネに。 【バルカン】を2へ移動させる。 【バーン】を9へ移動させる。 【極】の誘発効果により、無色1コストを支払う。 【豪腕丸】を隊列召還で5へプレイ。 放棄。 平見プロ、【ダンスパーティー】をプレイ。 対象は5の【豪腕丸】。 解決。 【豪腕丸】が墓地へ。 【ダンスパーティー】がエネZへ。 P作成→【魔甲バイク餓狼】。 放棄。 2の【バルカン】でスマッシュ。
10T(平見プロ):【水底の歌劇場】をエネに。 放棄。
11T(岡西プロ):【バードマン・ソウル】をエネに。 放棄。平見プロ、【冥王の鈎爪】をプレイ。 対象は2の【バルカン】。 【鈎爪】解決。 【バルカン】が墓地へ。 P作成→【ナインテイル】。 【幻惑】を4→1へ移動させる。 【バーン】を6→3へ移動させる(【極】の効果で無色1コストを2回、計2コスト支払う)。 放棄。 平見プロ、【イビルアイ・ドライバー】を3へプレイ。 【バーン】とバトル、解決。 【バーン】が墓地へ。 1の【幻惑】でスマッシュ。
12T(平見プロ):【極】をエネに。 P作成→【深淵竜エメラルドティアー】。 P更新→【失恋の痛み】。 PZの【失恋】プレイ。 解決。 岡西プロの手札の【餓狼】が墓地へ。 P作成→【エメラルドティアー】。 P更新→【サイバー・チェイス】。 【チェイス】プレイ。PZとして【粉雪の魔氷パウダースノー】が表向きになる。 【パウダースノー】を1へプレイ。 【幻惑】とバトル。 解決。 【幻惑】が墓地へ。 放棄。

9ターン目、いよいよ岡西プロが動き始める。まずは、中央ライン中央エリアにいた【バルカン】を奥まで移動させる。そして、中央ライン自軍エリアにいた【バーン】を右へ移動させることを宣言。

妨害されなければ、隊列召還の陣形が完成するが…。平見プロ、これをあっさりと通す。
もちろん出てくる【豪腕丸】。これで岡西プロが優位に立ったかに思えたが…。 平見プロは【ダンスパーティー】を【豪腕丸】に使用。1枚はエネルギーに置き、1枚はこうなることを見越して握っていたのだ。【失恋】で手札を覗いてすらいないのに、ここまで読むとは…。これが頂点に立たんとするプレイヤーの力か。

岡西プロは奥まで進めた【バルカン】でスマッシュ。【豪腕丸】は除去されてしまったとはいえ、平見プロの被スマッシュを3にし、しかも3体もユニットを残しているのだ。分の悪いはずがない。
しかし、平見プロの策略はこれで終わりではなかった。

総計9エネ全て残して岡西プロに手を渡す。岡西プロのターン、まずは【冥王の鈎爪】が【バルカン】に飛んでくる。そして、岡西プロがあわよくばこのまま勝ってしまおうと、【バーン】と【幻惑】を奥まで進めてみると、【バーン】に【ドライバー】が降ってきた。岡西プロは【幻惑】でスマッシュ。バトルスペースにユニットを1体残し、平見プロの被スマッシュは5。まだ戦える状態ではある。 だが、この次のターンで、平見プロの優位が確定する。
まずは、【失恋の痛み】。これで、岡西プロの唯一残っていた手札(【餓狼】)を落とし、安全に1歩近づく。続いて【サイバー・チェイス】から【パウダースノー】をプランに持ってきて、【幻惑】に落とせば、【幻惑】を撃破できた上に、次のターンやってくるかもしれない速攻ユニットに対するこれ以上ない迎撃ユニットを手にすることになる。岡西プロにとっては、相当厳しい状況になった。

13T(岡西プロ):【ナインテイル】をエネに。 P作成→【バルカン】。 PZの【バルカン】を7へプレイ。 P作成→【ノヴァ・コマンド】。 放棄。
14T(平見プロ):【欲望の連鎖】をエネに。 P作成→【失恋の痛み】。 P更新→【センチ】。PZの【センチ】を1へプレイ。 誘発効果の対象は7の【バルカン】。 解決。 【バルカン】が岡西プロの手札へ。 P作成→【黄金色のお菓子】。 【ドライバー】を2→5へ移動させる。 放棄。 スマッシュはなし。
15T(岡西プロ):【ノヴァコマ】をエネに。 P作成→【幻惑】。 PZの【幻惑】を7へプレイ。 P作成→【ナインテイル】。 P更新→【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】。 放棄。
16T(平見プロ):エネセットなし。 放棄。 岡西プロ、【バルカン】を9へプレイ。 【極】の効果により、無色1コストを支払う。 放棄。 平見プロ、5の【ドライバー】でスマッシュ。
17T(岡西プロ):エネセットなし。 【幻惑】を4へ移動させる。 放棄。 平見プロ、【黄金色のお菓子】をプレイ。 対象は9の【バルカン】。解決。 【バルカン】が墓地へ。 岡西プロの手札の(メモ紛失)が墓地へ。 P作成→【夜を照らす灯チュプ】。 P更新→【ノヴァコマ】。P更新→【小さくて大きな力】。 PZの【小力】プレイ。 P作成→【チュプ】。P更新→【ステルス・スナイパー】。 PZの【ステルス】を5へプレイ。 【ドライバー】とバトル、解決。 【ドライバー】と【ステルス】が墓地へ。 【ステルス】の誘発効果の対象は1の【センチ】。 解決。 【センチ】が墓地へ。 放棄。平見プロ、【パウダースノー】を4へプレイ。 【幻惑】とバトル、解決。 【幻惑】と【パウダースノー】が墓地へ。P作成→【餓狼】。 PZの【餓狼】を7へプレイ。 放棄。平見プロ、【エメラルドティアー】を2へプレイ。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 解決。放棄。
18T(平見プロ):エネセットなし。 P作成→【欲望の連鎖】。 1の【エメラルドティアー】を4へ移動させる。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 解決。 岡西プロ、【極】の効果により無色1コストを支払う。 平見プロ、7の【エメラルドティアー】を8へ移動させる。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 解決。 【極】の効果により【餓狼】が岡西プロの手札へ。 放棄。 9の【エメラルドティアー】でスマッシュ。 ターン終了時、岡西プロの【ステルス】がデッキに戻る。
19T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【ノヴァコマ】。 P更新→【チュプ】。 PZの【チュプ】を7へプレイ。 P作成→【ステルス】。 PZの【ステルス】を9へプレイ、バトル。 解決。 【ステルス】が墓地へ。 【ステルス】の誘発効果の対象は9の【エメラルドティアー】。 解決。 【エメラルドティアー】が墓地へ。P作成→【ステルス】。P更新→【大巨人クレーター・メーカー】。 P更新→【蜘蛛の巣】。 【小力】プレイ。 P作成→(メモ紛失)。 P更新→【立ち向かう勇気】。 放棄。 平見プロ、【パウダースノー】を3へプレイ。 岡西プロ、投了により、平見プロの勝利。

岡西プロ、後続ユニットとして【バルカン】を出すも、返しの【センチ】で手札に戻され。
【幻惑】を出して、前進させてみても、あっさりと【パウダースノー】で落とされる。
再度出した【バルカン】は、【黄金色のお菓子】で手札と共に持っていかれ、プランより展開したなけなしの【餓狼】は、【極】+【ティアー】のコンボで手札に戻されると共に、6スマッシュまで追い込まれたために、バトルスペースに戻ることすら許されなくなる。

平見プロの使う青黒の完璧な防御力の前に、攻めきれない岡西プロ。
19ターン目、【パウダースノー】が詰めのために展開されるのを見届け、投了。 平見プロの勝利となった。



2本目(岡西プロ:白黒グラシア幽霊屋敷 平見プロ:白青グラシア)

2本目、岡西プロは先攻を選択。
このままズルズルと2本目も落としてしまうことだけは避けたい。

1T(岡西プロ):【犬闘士テリア】をエネに。 放棄。
2T(平見プロ):【サンダー・ジャッカル】をエネに。 P作成→【犬闘士チワワ】。 放棄。
3T(岡西プロ):【陽気な幽霊屋敷】をエネに。 【失恋の痛み】プレイ。 平見プロの手札の【機械竜ドルチェ】を墓地へ。 放棄。
4T(平見プロ):【チワワ】をエネに。 P作成→【ジャッカル】。 放棄。
5T(岡西プロ):【陽気な墓場】をエネに。 【チワワ】を7へプレイ。 放棄。
6T(平見プロ):【益々繁盛】をエネに。 P作成→【深淵竜翻る】。 P更新→【ペガサス・ポニー】。 放棄。
7T(岡西プロ):【イビルアイ・ドライバー】をエネに。 P作成→【幽霊屋敷】。 PZの【幽霊屋敷】を2−5−8のラインへプレイ。 放棄。
8T(平見プロ):【ポニー】をエネに。 放棄。
9T(岡西プロ):【テリア】をエネに。放棄。 平見プロ、【犬闘士フェンリル】を1へプレイ。 P作成→【犬闘士ボクサー】。 P更新→【ポニー】。 PZの【ポニー】を5へプレイ。 【ポニー】が闘気カードとして【チワワ】の下に置かれる。 P作成→【機械竜グラシア】。 放棄。

3ターン目、先ほどのターンで平見プロのプランに【チワワ】がめくれたせいか、ここで早々と【失恋】を使用。【益々繁盛】、【深淵竜ブルーミスト】、【フェンリル】、【ドルチェ】のうち、【ドルチェ】を落とす。
その後、岡西プロは【チワワ】、平見プロは【フェンリル】を出し、お互い低コストストラテジーを封じたところで、中盤の戦いへと突入する。

10T(平見プロ):【益々繁盛】をエネに。 P作成→【バードマン・ソウル】。 【フェンリル】を4へ移動させる。 放棄。 4の【フェンリル】でスマッシュ。
11T(岡西プロ):【真夜中のダンスパーティー】をエネに。 【悪魔竜蠢く】プレイ。 対象は4の【フェンリル】。 解決。 【フェンリル】が墓地へ。 【チワワ】の闘気カードと黒1無1のコストを支払い、【悪魔竜蠢く】を墓地から手札へ。 放棄。
12T(平見プロ):【チワワ】をエネに。 P作成→【氷柱の魔氷アイシクル】。 【アイシクル】を1へプレイ。 放棄。
13T(岡西プロ):【陽気な墓場】をエネに。 P作成→【フェンリル】。 PZの【フェンリル】を9へプレイ。 P更新→【ドライバー】。 P更新→【陽気な森】。 放棄。
14T(平見プロ):【海底牧場の魔女】をエネに。 P作成→【ジャッカル】。 【ジャッカル】を2へプレイ。 【アイシクル】を4へ移動させる。 放棄。 【アイシクル】でスマッシュ。
15T(岡西プロ):【ポニー】をエネに。 P作成→【ポニー】。 P更新→【森】。 P更新→【ドライバー】。 PZの【ドライバー】を8へプレイ。 誘発効果の対象は【アイシクル】。解決。 【アイシクル】が墓地へ。 P作成→【幽霊屋敷】。 【チワワ】を4へ移動させる。 放棄。 平見プロ、【五つ星シェフ】を1へプレイ。 岡西プロ、【シェフ】の能力により【幽霊屋敷】を墓地へ。 放棄。 スマッシュはなし。
16T(平見プロ):【ポニー】をエネに。 P作成→【チワワ】。 PZの【チワワ】を4へプレイ。 バトル。 解決。 【チワワ】と【チワワ】が墓地へ。 【シェフ】を4→7へ移動させる。 【ジャッカル】を5へ移動させる。 放棄。 【シェフ】と【ジャッカル】でスマッシュ。

10ターン目、ここで平見プロは、早くも【フェンリル】でスマッシュを入れることを選択。
返しのターン、岡西プロは【悪魔竜蠢く】を【フェンリル】に使用。【フェンリル】を除去した後、【チワワ】のバルクも使って【悪魔竜蠢く】を回収。これは、岡西プロ側に形勢が傾いてきたか。
平見プロ、プランから【アイシクル】を展開すると、やはりこれもスマッシュさせにかかる。受けるしかない岡西プロ。しかし、平見プロの後続ユニットは、【ジャッカル】1体のみ。【グラシア】や【ドルチェ】を出せるようにも見えない。早い段階からのスマッシュには、どのような狙いが含まれているのか。

プランからの【ドライバー】で【アイシクル】を落とし、【チワワ】を前進させて優先権放棄。
これで岡西プロのエネはフルフリーズ。ここで、遂に平見プロのベース対策カード、【五つ星シェフ】がプレイされる。いかな【幽霊屋敷】といえど、合体ベースを揃えさせてくれないのでは、絵に描いた餅。
さぞ【幽霊屋敷】にとっては苦しいカードであろう、と思っていたが、なんと、岡西プロが現在置いているのは、中央の【幽霊屋敷】のみ。しかも、手札にすら合体ベースのパーツは存在しない。そういえば、最初、【失恋】を使用した時も、【シェフ】は落とさなかった。最初から、ベースを揃えることは考えていなかった、ということか。そして、平見プロの早いスマッシュは、岡西プロに、ベースを揃える気を起こさせようという狙いだったのかもしれない。

しかし、岡西プロは動じず、冷静にユニットを並べてきた。これは、岡西プロの作戦勝ちか。
前進してきた【チワワ】を落とし、【シェフ】と【ジャッカル】で3スマッシュ入れ、岡西プロの被スマッシュを5まで追い込む。これで平見プロのエネはフルフリーズ。これは、事実上の投了宣言だったのか。もしくは、返しで【グラシア】を展開されないことに賭けたのか。

17T(岡西プロ):エネセットなし。 【グラシア】を7へプレイ。 【シェフ】とバトル、解決。 【シェフ】が墓地へ。 【ドライバー】を5へ移動させる。 【ジャッカル】とバトル、解決。 【ジャッカル】が墓地へ。 【グラシア】の能力により、【ドライバー】の下に闘気カードが置かれる。 【フェンリル】を6へ移動させる。 【グラシア】の能力により、【フェンリル】の下に闘気カードが置かれる。 放棄。 【ドライバー】と【フェンリル】でスマッシュ。
18T(平見プロ):【シェフ】をエネに。 P作成→【テリア】。岡西プロ、P作成にスタックして【失恋】をプレイ。 平見プロの手札の【深淵竜ブルーミスト】を墓地へ。 P更新→【海底牧場】。 平見プロ、投了により岡西プロ勝利。

果たして、しっかりと握られていた岡西プロの【グラシア】。
奥まで来ていた【シェフ】を踏みつつ展開し、中央の【ジャッカル】は【ドライバー】で踏みしだく。
【フェンリル】をも前進させ、磐石の態勢。
平見プロのターン、プラン作成にスタックして【失恋】を使用され、手札を看破されては、なす術はない。
平見プロの投了により、岡西プロの勝利となった。



3本目(平見プロ:青黒極ティアー 岡西プロ:白黒幽霊屋敷

1本目は、平見プロの防御力が際立つ試合となった。
2本目は、岡西プロの作戦の妙が目立つ試合となった。
両雄譲らず、遂にもつれこむ3本目。この対戦こそ、総勢306名ものプレイヤーが参加した、GP6の頂点を決める戦いとなる。
平見プロはAデッキ、岡西プロはBデッキを選択。どちらも、先ほど勝利を納めたデッキ、自信は十分であろう。
もちろん平見プロは先攻を選択。後攻を選ぶ道理もあるまい。

1T(平見プロ):【粉雪の魔氷パウダースノー】をエネに。 放棄。
2T(岡西プロ):【イビルアイ・ドライバー】をエネに。 放棄。
3T(平見プロ):【ギガンティック・スカルドラゴン】をエネに。 P作成→【センチネル・センチピード】。 放棄。
4T(岡西プロ):【犬闘士フェンリル】をエネに。 P作成→【真夜中のダンスパーティー】。放棄。
5T(平見プロ):【センチ】をエネに。 P作成→【失恋の痛み】。 PZの【失恋】プレイ。岡西プロの手札の【犬闘士チワワ】が墓地へ。 放棄。
6T(岡西プロ):【陽気な森】をエネに。 P作成→【犬闘士ボクサー】。 放棄。
7T(平見プロ):【ダンスパーティー】をエネに。 【サイバー・チェイス】プレイ。 PZとして【冥界の門】が表向きになる。 放棄。 岡西プロ、【森】を3−6−9のラインへプレイ。 放棄。
8T(岡西プロ):【ボクサー】をエネに。 P作成→【犬闘士テリア】。 PZの【テリア】を2へプレイ。 放棄。
9T(平見プロ):【冥界の門】をエネに。放棄。
10T(岡西プロ):【悪魔竜蠢く】をエネに。放棄。
11T(平見プロ):【幻影王ルドルフ】をエネに。 P作成→【イビルアイ・ドライバー】。 PZの【ドライバー】を7へプレイ。 誘発効果の対象は2の【テリア】。解決。【テリア】が墓地へ。 放棄。

コントロール同士の対戦らしく、やはり序盤は双方ともあまり動かない。5ターン目で、平見プロは【失恋】により岡西プロの【チワワ】と落とした。低コストストラテジーが軒並み使えなくなるのを嫌ってのことだろう。
岡西プロ、今回は積極的に合体ベースを揃えにいく方針なのか、7ターン目には手出しで【陽気な森】を貼ってきた。

12T(岡西プロ):【悪魔竜蠢く】をエネに。 P作成→【陽気な幽霊屋敷】。 PZの【幽霊屋敷】を2−5−8のラインへプレイ。 P作成→【サイレント・ナイト】。 放棄。
13T(平見プロ):【濃霧の魔氷フォッグ】をエネに。 P作成→【海洋到達不能極】。 PZの【極】を2−5−8のラインへプレイ。 【ドライバー】を4へ移動させる。 放棄。 【ドライバー】でスマッシュ
14T(岡西プロ):【幽霊屋敷】をエネに。 P作成→【犬闘士テリア】。 PZの【テリア】を2へプレイ。 【極】の効果により、【テリア】が岡西プロの手札へ。 P作成→【ペガサス・ポニー】。 放棄。

12ターン目、プランから【幽霊屋敷】を貼った後、もう1度プラン作成。めくれたのは【サイレント・ナイト】。
なんというめぐり合わせか。既に平見プロは、【ドライバー】を展開している。 当然、平見プロ、【サイレント・ナイト】をスマッシュに落とす。ここがこの対戦の一つの山であったろう。

15T(平見プロ):【失恋の痛み】をエネに。 放棄。 岡西プロ、【ドライバー】を4へプレイ。バトル。解決。【ドライバー】と【ドライバー】が墓地へ。 平見プロ、P作成→【ドライバー】。【ギガンティック・スカルドラゴン】を8へプレイ。 【ギガンティック】の誘発効果により、岡西プロの手札の【テリア】が墓地へ。 放棄。
16T(岡西プロ):【ポニー】をエネに。 P作成→【時空を歪める者シュレーゲル】。 P更新→【機械竜グラシア】。 P更新→【失恋】。 PZの【失恋】プレイ。 平見プロの手札の【冥界の門】が墓地へ。 放棄。
17T(平見プロ):【ドライバー】をエネに。 【失恋】プレイ。 岡西プロ、スタックして【ダンスパーティー】をプレイ。 対象は8の【ギガンティック】。 解決。 【ギガンティック】が墓地へ。 【失恋】解決。 岡西プロの手札の【ケルベロス】が墓地へ。 P作成→【欲望の連鎖】。 PZの【欲望の連鎖】プレイ。 P作成→【深淵竜エメラルドティアー】。 放棄。

15ターン目、平見プロのターン。プラン作成で【ドライバー】がめくれるも、【ドライバー】等には目もくれず、【ギガンティック・スカルドラゴン】を展開。まだ合体ベースは揃っていないため、除去するには【ダンスパーティー】を撃つしかない。しかし、今【ダンスパーティー】を撃ってしまっては、後々出てくるであろう【ルドルフ】を除去する手段を減らしてしまう。かといって放っておけば、横移動を連続でされることにより、手札を空にされてしまう。結局のところ、【ダンスパーティー】は【ギガンティック】に撃つしかない。コントロール同士の戦いでは、【ギガンティック】を出せた方が有利になる。ここから、形勢は徐々に平見プロの方へ傾いていく。

まずは、【ギガンティック】に【ダンスパーティー】を撃たせ、【失恋】を使用することで、岡西プロの手札を空にする。

18T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【陽気な森】。 P更新→【ポニー】。 P更新→【ボクサー】。 PZの【ボクサー】を3へプレイ。 放棄。
19T(平見プロ):【欲望の連鎖】をエネに。 P作成→【エメラルドティアー】。 PZの【エメラルドティアー】を8へプレイ。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 岡西プロ、【極】ライン上に【ボクサー】が移動したので、【極】の効果により、無色1コストを支払う。
20T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【ドライバー】。 P更新→【幽霊屋敷】。 P更新→【グラシア】。 放棄。
21T(平見プロ):エネセットなし。 放棄。 岡西プロ、1−4−7のラインへ【陽気な墓場】プレイ。 放棄。 岡西プロ、【フェンリル】を7へプレイ。 平見プロ、スタックして【エメラルドティアー】を8へプレイ。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 【フェンリル】のプレイ解決、【フェンリル】が墓地へ置かれる。 放棄。 4の【エメラルドティアー】でスマッシュ。

岡西プロもさるもの、手札を空にされた返しのターンの1ドローは【陽気な墓場】。
既に【森】、【幽霊屋敷】は揃っており、これで逆転の糸口をつかんだことになる。
しかし、19ターン目に【エメラルドティアー】を出され、21ターン目には【フェンリル】プレイを妨害されつつもう1体の【エメラルドティアー】を出されては、さすがに難しいか。

22T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【シュレーゲル】。 PZの【シュレーゲル】を4へプレイ。 【エメラルドティアー】とバトル。 解決。 4の【エメラルドティアー】と【シュレーゲル】が墓地へ。
23T(平見プロ):【ダンスパーティー】をエネに。 【エメラルドティアー】を4へ移動させる。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 放棄。 岡西プロ、【テリア】を1へプレイ。 【エメラルドティアー】とバトル。 解決。 【テリア】が墓地へ。 放棄。 岡西プロ、【幽霊屋敷】の効果使用。 【ケルベロス】と【グラシア】を墓地から手札へ、1の【エメラルドティアー】が墓地へ。 放棄。
24T(岡西プロ):エネセットなし。放棄。平見プロ、【ルドルフ】を8へプレイ。 P作成→【ポニー】。PZの【ポニー】を2へプレイ。 【極】の効果で【ポニー】が手札へ。 P作成→【チワワ】。 PZの【チワワ】を3へプレイ。 P作成→【チワワ】。放棄。 6の【ボクサー】でスマッシュ。
25T(平見プロ):【欲望の連鎖】をエネに。 【ルドルフ】の効果使用、対象は7のスクエアと【エメラルドティアー】。 解決。【エメラルドティアー】が7に置かれる。【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 P作成→【エメラルドティアー】。 放棄。 岡西プロ、【失恋】プレイ。 平見プロ、スタックして【冥王の鈎爪】プレイ。 対象は9の【ボクサー】。 解決。 【ボクサー】が墓地へ。 【失恋】解決前に【水底の歌劇場】を1−4−7のラインへプレイ。 【失恋】解決。 平見プロの手札の【ダンスパーティー】が墓地へ。 放棄。
26T(岡西プロ):【チワワ】をエネに。 P作成→【墓場】。 【墓場】を1−4−7のラインへプレイ。 【ケルベロス】を1へプレイ。 6の【チワワ】をフリーズさせることで【ケルベロス】を4へ移動させる。 【エメラルドティアー】とバトル。 解決。 【エメラルドティアー】が墓地へ。 【ケルベロス】の効果により、1−4−7のラインの【歌劇場】が墓地へ。放棄。

【シュレーゲル】を【エメラルドティアー】にぶつけて落とし、もう1体の【エメラルドティアー】は虎の子の【幽霊屋敷】起動+ユニットをぶつけることで対処した岡西プロ。

しかし、【ルドルフ】からの、大量ユニット展開モードに入られては、かなり苦しい。
【失恋】を撃つも、一応【ダンスパーティー】は落とせたものの、【鈎爪】で攻め手の【ボクサー】を、そして【歌劇場】を貼られてしまう。万事休すか、と思われた次のターン、岡西プロのプランは【陽気な墓場】。具合のよいことに、【ルドルフ】から呼び込まれた【エメラルドティアー】は、岡西プロからみて左のラインにおり、【墓場】を貼れば、【ケルベロス】で倒せる状況なのである。神がかったプランに、思わず平見プロも苦い表情。【ケルベロス】を【墓場】ラインにプレイし、【チワワ】をフリーズさせて前進。【エメラルドティアー】を撃破しつつ【歌劇場】も破壊できた。まだゲームは終わりではない。

27T(平見プロ):エネセットなし。 【ルドルフ】の効果使用。 対象は8のスクエアと【ギガンティック】。 【ルドルフ】解決。 8に【ギガンティック】が置かれる。 【ギガンティック】の誘発効果により、岡西プロの手札の【グラシア】が墓地へ。 P作成→【センチ】。 PZの【センチ】を6へプレイ。 【チワワ】とバトル、解決。 【チワワ】、【センチ】が墓地へ。P作成→【ドライバー】。 PZの【ドライバー】を3へプレイ。 【鈎爪】をプレイ。対象は4の【ケルベロス】。 解決。 【ケルベロス】が墓地へ。
28T(岡西プロ):エネセットなし。 P作成→【墓場】。 P更新→【ドライバー】。 PZの【ドライバー】を3へプレイ。 P作成→【ドライバー】。 P更新→【花束を捧げる乙女】。 放棄。
29T(平見プロ):エネセットなし。 【ルドルフ】の効果使用。 対象は4のスクエアと【エメラルドティアー】。 解決。 【エメラルドティアー】が4に置かれる。 【エメラルドティアー】の誘発効果は時計回りを選択。 P作成→【サイバー・チェイス】。 PZとして【流氷の大陸】が表向きになる。PZの【流氷】を3−6−9のラインへプレイ。 【流氷】の効果使用。【ドライバー】を9のスクエアに置く。岡西プロ、投了により平見プロの勝利。

平見プロのターン、平見プロはドローしたカードをエネには置かない。
プランは【センチネル・センチピード】。これは、【チワワ】にぶつけて【チワワ】を倒す。
ぶつける標的が【ケルベロス】でないのには、どんな理由があるのか。
続いてのプランは【ドライバー】。これを自軍エリアに展開。いよいよ謎は深まるが、次の平見プロの一手にギャラリーから歓声が上がった。

「【冥王の鈎爪】プレイ、対象は【ケルベロス】」

無論、【ドライバー】か【センチ】を2回ぶつければ【ケルベロス】は落ちるし、スマッシュを割られても、【ルドルフ】がいれば、いくらでもユニットを出すことはできるので、時間はかかるだろうが勝利することは可能だろう。従って、そこまで賞賛するには値しないドローかもしれない。
しかし、ベストのタイミングでベストのカードを引けるというのが、やはり、覇者の力を示しているのではないだろうか。
【ケルベロス】を失っては、最早岡西プロに攻撃手段は残されていない。
29ターン目、平見プロは【サイバー・チェイス】から【流氷】をプレイ、【ドライバー】を敵軍エリアに送り込む。岡西プロの残りデッキ枚数は3。【ドライバー】を迎撃する手段はない。
この瞬間、5人目のGP優勝者が決定した。





以上で、私のGP6決勝戦レポートを終えさせていただきます。
行われた事実のみを書いていくつもりでしたが、途中数々の私見が混じってしまいました。
この場を借りてお詫び申し上げます。
拙い文章ではありましたが、決勝の緊張感や、高揚感がお伝えできていれば、幸いです。そして何より、「『強い』とはどういうことか」「『強く』あるにはどうすればよいか」の答えの一端を掴んでいただけたとしたら、筆者として、これ以上の喜びはありません。

願わくば、次のGPの覇者は、読者であるあなた自身であらんことを。(アレ、自分は^^;)?

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。縁あらばまた、お会いしましょう。



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