短期集中特撮シリーズ「シュリンプ戦隊エビカクテル」
短期集中特撮シリーズ「シュリンプ戦隊エビカクテル」
著:前川勝

第3話「炸裂!エネルギーホーン」

  B−tan博士の改良により、カクテルマシーンの操縦をものにしたシュリンプ戦隊エビカクテル。
  「鬼哭神機」出現の報を受け、彼らは現場に急行した。
  しかし、相手は赤の大陸の破壊竜を駆逐した超兵器。現存するテクノロジーの粋を集めたカクテルマシーンの兵器ですら、致命傷を与えることはできなかった。
  「くそ、ミサイルもレーザーも効かないなんて……武器は、武器はないのか!?」
  そこに、B−tan博士からの通信が入る。
  「レッドよ、カクテルビートルの角、エネルギーホーンにすべてのエネルギーを集中させるんだ」
  「博士! そんなこと言ったって、一体どうやれば……」
  「一番右の赤い『ニトロ・レバー』を引くんだ!」
  そんな都合のいい武器があるなら、何故事前に説明してくれなかったのか。
  レッドはその言葉を飲み込み、ニトロ・レバーを引いた。するとカクテルビートルのエネルギーバイパスが組み替えられ、角が赤く灼熱化する。

  これなら……! そう思った瞬間、赤く光る角は溶解を始めてしまう。過剰なエネルギーの流入にカクテルビートルの装甲材が耐えられなかったのだ。
  「いいか、レッド。その武器がまともに使えるのは1分限りだ。慎重に使ってくれ」
  そう言うことは何故レバーを引く前に言ってくれないのか。
  レッドは再び言葉を飲み込み、他の3機に鬼哭神機の動きを止めるように指示を出す。
  カクテルスタッグの顎が鬼哭神機の足を捕え、カクテルホッパーとカクテルドラグーンがカメラと両腕を封じる。
  そこに狙いをつけて滑空するカクテルビートルのエネルギーホーンが、鬼哭神機の動力部を貫いた。
  当然、破壊された鬼哭神機は爆発四散する。その爆破に巻き込まれた4機のカクテルマシーン。その修理にはきっちり一週間の時間を要したという。
 
  さらに深まっていくB−tan博士と戦士達の溝。だが、内輪もめしている場合ではない。

  次々と襲い来る敵を打ち倒せ、シュリンプ戦隊エビカクテル!

─ 続く ─


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