短期集中特撮シリーズ「シュリンプ戦隊エビカクテル」
短期集中特撮シリーズ「シュリンプ戦隊エビカクテル」
著:前川勝

第7話「奇跡を呼ぶ巨大ロボ」

  「合体だと!?」
  レッドの、前回を見逃した人向けの説明的な台詞にイエローが応える。
  「そうでゴワス。ただし、調整が終わったオイどん達のマシンはオートでいけるでゴワスが、調整が終了していないビートルだけはマニュアル操作が必要なんでゴワス」
  「フッ、一発勝負だ。失敗だけは勘弁してくれよ?」
  「いい、レッド? マニュアルの合体プログラムは左の青い「合成レバー」を引くと現れるタッチパネルに『E・B・I・C・O・C・K・T・A・I・L・R・O・B・O』と3秒以内に入力するのよ」
  ピンクの声に、合成レバーを握ったレッドの鋏が止まる。
  「……すまない、ピンク。もう一度頼む」
  「だから、タッチパネルに『E・B・I・C・O・C・K・T・A・I・L・R・O・B・O』と3秒以内に入力するのよ。失敗すると、緊急防御プログラムが作動して、カクテルマシーンは自爆してしまうわ!」
  「ピンク、わかっているだろうが、俺達の手は鋏なんだ! 1秒間に5文字も打てるものか!」
  レッドの怒りに、B−tan博士が油を注ぐ。
  「だから止めたのに……」
  「てめぇは黙ってろ! ああ、もう、やればいいんだろ! やれば!」
  レッドの怒りは頂点に達し、その顔面は赤くゆで上がったかのようであった。しかし、その集中力が奇跡の15連打を可能としたのだ!
  「甲殻合体!」
  ついに、青の大陸の守護神「エビカクテルロボ」がその姿を現した。
  カクテルビートルのエネルギーホーンは必殺の剣となってその手に握られる。
  「4機分のエネルギーが使える今こそ、エネルギーホーン……いや、『次元剣ディメンション・ソード』は真の力を発揮するだろう」
  「この赤いニトロ・レバーはこの時のために……よし、皆行くぞ!」
  「「「おう!」」」
  エビカクテルロボのエネルギーが、刀身に集められてゆく。
  「ディメンション・ソード! セブン・スマッシュ!」
  レッドの一声の下、振り下ろされた必殺剣は、未知の怪物、新生獣を見事切り裂いた。
  
  こうして、エビカクテルの心強い味方「エビカクテルロボ」が誕生した。しかし、悪の組織も黙ってはいない。真の平和を勝ち取るまで、戦え、エビカクテル!


─ 続く ─


Dimension-Zero Official Home Page © BROCCOLI